食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06390380303 |
| タイトル | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)、オレゴン州の裏庭農場での高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)検出(米国において豚で初のH5N1亜型ウイルス検出を含む)について公表 |
| 資料日付 | 2024年11月6日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)は10月30日及び11月6日、連邦及び州の獣医当局によるオレゴン州の裏庭農場(backyard farm)での高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)検出(米国において豚で初のH5N1亜型ウイルス検出を含む)の更新情報について公表した。概要は以下のとおり。 この検出結果による国内の豚肉供給の安全性への懸念はない。 ・10月30日付け USDA及びオレゴン州の獣医当局は、オレゴン州にある家きんと家畜(豚を含む)が混在する裏庭農場におけるH5N1陽性症例の発生について調査を行っている。オレゴン州農務局は10月25日金曜日、この農場の家きんがオレゴン州Crook郡で初のH5N1検出となったと発表した。10月29日火曜日、USDA国立獣医学研究所(NVSL)も、この農場の豚5頭のうち1頭がH5N1に感染していることを確認した。これは米国における豚で初のH5N1検出となった。 この農場の家畜と家きんは水源、飼養施設、及び備品を共有しており、他の州ではこの組み合わせが種間の伝播を可能にしていた(※訳注)。豚に疾病の兆候は見られなかったが、オレゴン州保健局及びUSDAは、敷地内の他の動物でH5N1が確認されたため、十分な注意を払い、5頭の豚についてH5N1の検査を行った。豚は追加の診断分析を容易にするために安楽死させられた。これらの豚のうち2頭の検査結果は陰性で、他の2頭の検査結果はまだ出ていない。 この農場は非営利で運営されており、当該動物は商業的な食料供給を意図したものではない。この検出結果による国内の豚肉供給の安全性への懸念はない。 更に、当該農場はウイルスの更なる拡散を防ぐために隔離されている。当該農場のめん羊及び山羊を含む他の動物は引き続き監視下にある。 USDAのNVSLは、この農場で感染した家きんのウイルスのゲノム配列解析を実施したが、その解析では、USDA及び米国疾病管理予防センター(CDC)がヒトへの伝播性がより高くなったと判断するようなH5N1ウイルスの変化は確認されず、現時点では国民へのリスクは依然として低い(low)ことが示されている。 ・11月6日付け(オレゴン州の豚におけるH5N1検出及び牛のワクチン候補の進捗状況についての更新情報) 10月30日水曜日、USDA-APHISは、オレゴン州Crook郡にある裏庭農場の豚の1頭でH5N1鳥インフルエンザが検出され、2頭の豚の検査結果は陰性で、更に2頭の豚の検査が保留中であると発表した。USDAのNVSLは、残りの2頭の豚の検査を完了し、1頭が陽性で、HPAI H5N1の臨床症例定義を満たしていることを確認した。この陽性検体の配列解析は、ウイルス量が少ないため不完全であるが、H5N1のD1.2遺伝子型による感染を示している。 感染した豚のウイルス量が非常に少なかったため、2検体のうち1検体からは部分的なゲノム配列しか抽出できなかったが、これらの配列はH5N1のD1.2遺伝子型による感染を示している。APHIS及びオレゴン州農務局は以前、同じ農場の家きんでH5N1が検出されたことも発表しており、当該家きんの検体もD1.2遺伝子型であることが確認された。 当該地域における渡り鳥由来の検体のゲノム配列解析では、非常に類似した配列が示されており、この農場の豚や家きんが感染したのは、乳牛や他の家畜ではなく、感染した渡り鳥と接触したためである可能性が高まっている。 加えて、過去1週間でAPHISは、畜牛のH5N1に対する2種類のワクチン候補の野外安全性試験を追加で承認しており、野外試験の承認を受けたワクチン候補の総数は4種類になった。USDAは、他の動物種に加えて、乳牛用のH5N1ワクチンの迅速な開発と適時の承認を引き続き支援している。 11月6日付け続報は、以下のURLから閲覧可能。 https://www.aphis.usda.gov/news/agency-announcements/usda-animal-plant-health-inspection-service-shares-update-h5n1-detection (※訳注)2024年3月にミネソタ州において、家きんでHPAI集団感染が発生した農場で飼育されていた山羊のHPAI感染が検出されている。 |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源（公的機関） | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
| 情報源（報道） | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
| URL | https://www.aphis.usda.gov/news/agency-announcements/federal-state-veterinary-agencies-share-update-hpai-detections-oregon |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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