食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06390210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分ビキスゾロンの農薬リスク評価のピアレビューの結論を公表
資料日付 2024年10月30日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月30日、有効成分ビキスゾロン(bixlozone)の農薬リスク評価のピアレビューの結論(2024年9月30日承認、24ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.9054)を公表した。概要は以下のとおり。
 ビキスゾロンは、2018年7月2日、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第7条に準拠して、報告担当加盟国(RMS)のオランダがFMC International Switzerland社から承認申請を受理した新たな有効成分である。さらに、同社は、規則(EC) No 1107/2009第8条(1)(g)に準拠して、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第7条に規定する最大残留基準値(MRL)に関する申請書を提出した。
 RMSからビキスゾロンに関するドシエの最初の評価が評価報告書草案において提出され、続いて、RMSの評価に関する農薬リスク評価のピアレビューがEFSAにより実施された。以下の結論が導出された。
 欧州連合レベルで提案された、冬播き穀類(小麦及び大麦)、冬播き油糧菜種及びトウモロコシへの除草剤としての用途(圃場における全面土壌スプレー散布)は、標的の雑草に対して十分な除草剤としての効力を持つ。
 データパッケージの評価では、ビキスゾロンや代表的な製剤の素性、物理的、化学的及び技術的特性、並びに分析法に関連して重要な懸念領域として含まれる必要がある問題はなかった。
 哺乳類毒性の項では、ある不純物の毒性学的関連性の評価に関する情報が不十分であったため、その不純物の最大レベルに関する提案、及び提案された参照規格(reference specification)に関連する毒性学的評価において使用されたバッチの代表性は確定できなかった。
 残留物の項において、代表的な用途を考慮した消費者食事リスク評価は、自然の存在量及びいくつかの代謝物の毒性学的情報にデータギャップがあるため確定できない。
 MRLの申請は、利用可能なデータにより裏付けられた。しかしながら、輪作作物中の残留レベルがプラスであった結果、設定する必要があるMRLにデータギャップが特定された。
 環境中の運命及び挙動の項において、飲用水の生産用に取水される場合、塩素による水処理工程が地表水及び(又は)地下水中に存在する可能性があるビキスゾロン及び特定された代謝物の両方の性質に及ぼす影響に関してデータギャップが特定された。このデータギャップのため、全ての代表的な用途に関して、飲用水の摂取に由来する消費者リスク評価は確定できないことに繋がった。
 生態毒性の項では、確定できない問題や重要な懸念領域に含まれる必要がある問題はなかった。トウモロコシへの用途を除く全ての代表的な用途に関して水生生物への高いリスクが示された。どの代表的な用途に関してもハチ類への慢性リスクは低いと結論できなかった。
 内分泌かく乱(ED)特性に関連して、利用可能なデータ及び評価に基づき、ビキスゾロンは規則(EC) No 1107/2009(欧州委員会(EU) 2018/605により改正)附属書II 3.6.5及び3.8.2に準拠したヒト及び非標的の生物に関する内分泌かく乱基準を満たさないと結論可能である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9054
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