食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06390110149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのアルゴン(E 938)及びヘリウム(E 939)の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年10月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月28日、食品添加物としてのアルゴン(argon)(E 938)及びヘリウム(helium)(E 939)の再評価に関する科学的意見書(2024年9月25日採択、11ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.9048)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品添加物及び香料に関するパネル(FAFパネル)」は2種類の食品添加物、アルゴン(E 938)及びヘリウム(E939)の安全性を再評価する科学的意見書を提出した。アルゴン(Ar)及びヘリウム(He)は、2種類の希ガス、非常に安定した単原子である。それらの化学的不活性はよく知られている。それらの物理化学的特性は、食品科学委員会(SCF)及び国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA) によるそれらの物質の以前の評価の根拠となり、両機関の評価は、毒性学的評価がなくても、食品添加物アルゴン及びヘリウムの使用は安全であると考えた。
 食品添加物アルゴン及びヘリウムの同一性及び規格、製造工程(潜在的な不純物の同定及び定量を含む)、及び技術的機能を作用させるためにどのように食品に添加するかに関連して、両食品添加物の再評価を支援するためにEFSAが公表したデータ募集に回答して情報提供した事業者やその他の関係者はなかった。EFSAが行ったデータ募集に対し、1つの食品カテゴリーにおける包装用ガスとしてのE 938の使用レベルを報告した事業者が1社あった。
 アルゴン及びヘリウムの特性に基づき、食品添加物として使用された場合、両方のガスともに毒性学的懸念は低いとFAFパネルは考えた。食品添加物E 938及びE 939の生産に適用される製造工程から生じる、毒性学的懸念がある不純物の存在の可能性に関する利用可能な情報はなかった。しかしながら、FAFパネルは、既存の規格を遵守するために、99.0 %以上の純度が要求されると強調した。
 FAFパネルは、アルゴン(E 938)及びヘリウム(E 939)の食品添加物としての使用は、安全性の懸念を提起しないと結論した。FAFパネルは、各々のCAS番号(E 938: CAS番号7440-37-1、E 939: CAS番号7440-59-7)を導入するために、欧州連合(EU)の既存の規格の改正を勧告した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9048
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