食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06380260104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、マクドナルドのクォーターパウンダーに関連した腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する情報を公表(初報) |
資料日付 | 2024年10月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は10月22日、マクドナルドのクォーターパウンダー(McDonald’s Quarter Pounders)に関連した腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する情報を公表した(初報)。概要は以下のとおり。 1. これは急速に進展している集団感染の調査である。感染者のほとんどはマクドナルドのクォーターパウンダー・ハンバーガー(訳注: 商品名、1/4ポンド(約113 g)のパティを使用したハンバーガー)を喫食したと報告しており、調査員はどの食材が汚染されているか確認するために迅速に取り組んでいる。マクドナルドはこれらのハンバーガーの原材料を撤去しており、また一部の州では販売されていない。 2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、米国食品医薬品庁(FDA)、並びに米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)は、複数州にわたる腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染について調査をするために様々な種類のデータを収集している。 3. 疫学データによると、マクドナルドで提供されたクォーターパウンダー・ハンバーガーが大腸菌に汚染されており、病因となっていることが示されている。FDAからの初期情報によると、この集団感染の原因は玉ねぎである可能性がある。全ての機関の調査員が、汚染された原材料を特定するために迅速に取り組んでいる。 4. 10月22日時点で、腸管出血性大腸菌O157:H7の当該集団感染株に感染した49人が10州(コロラド州、ネブラスカ州、他)から報告されている。発症日は2024年9月27日から2024年10月11日までである。情報が得られた28人のうち、10人が入院し、1人が腎不全を引き起こす可能性のある重症疾患である溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した。コロラド州の高齢者1人が死亡したと報告されているが、これはHUSを発症した人とは異なる。 5. 公衆衛生当局は、患者の年齢、人種、民族的帰属、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の一週間に喫食した食品等、様々な種類の情報を収集する。この情報は調査員が当該集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供する。 以下は、本集団感染の患者についての統計情報である(「n」は各統計のための情報が得られた人数)。 ・年齢(n=49) 範囲: 13歳~88歳、年齢中央値26歳 ・性別(n=49) 女性: 37%、男性: 63% ・人種(n=29) 白人: 93%、アフリカ系米国人/黒人: 7%、アメリカ先住民又はアラスカ先住民: 0%、アジア系: 0%、ハワイ先住民又はその他の太平洋島民: 0%、複数人種を報告: 0% ・民族(n=25) 非ヒスパニック系: 100%、ヒスパニック系: 0% 6. 州及び地方の公衆衛生当局は、発症前の一週間に喫食した食品について患者に聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた18人のうち、18人全員(100%)がマクドナルドで食事をしたと報告し、16人がビーフ・ハンバーガーを喫食したと報告している。マクドナルドで食べた具体的なビーフ・ハンバーガーを覚えていた14人のうち、12人(86%)がクォーターパウンダー・ハンバーガーを喫食したと報告している。この集団感染の一部の人々は、発症前に他の州に旅行したと報告している。少なくとも1人は旅行中にマクドナルドで食事をした。 7. 調査員は、クォーターパウンダー・バーガーの薄切り玉ねぎ又はビーフパティがこの集団感染の具体的な原因であるかどうかを特定するために取り組んでいる。 FDAが調査した予備的な追跡情報及び流通情報により、クォーターパウンダーに添えられた薄切り玉ねぎが汚染源である可能性が高いことが示されている。FDAは、これらの玉ねぎがこの集団感染の原因であることを確認し、これらの玉ねぎが他の事業所で提供又は販売されたかどうかを迅速に特定するために取り組んでいる。 FSISは牛挽肉が病因であるかどうかを判断するために、マクドナルドで提供されるハンバーガーパティの追跡調査を行っている。 8. マクドナルドは、病因が確認されるまでの間、顧客を保護するために、いくつかの州で生の薄切り玉ねぎと1/4ポンドのビーフパティの使用を中止した。クォーターパウンダーは、一部の州では当面は販売されない予定である。マクドナルドのクォーターパウンダー・ハンバーガーを喫食し、重度の腸管出血性大腸菌感染の症状がある場合は、医療提供者に連絡すること。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
URL | https://www.cdc.gov/ecoli/outbreaks/e-coli-O157.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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