食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06380150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ハチミツ中のフロニカミドに対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2024年10月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月15日、ハチミツ中のフロニカミド(flonicamid)に対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2024年9月11日承認、26ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.9007)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条に準拠して、ISK Biosciences Europe社はフィンランドの管理当局に対して、ハチミツ中の有効成分フロニカミドに対する現行のMRLの改正を求める申請書を提出した。
 申請を裏付ける提出データは、ハチミツに関するMRL案を導出するために適切ではなかった。本評価は、欧州連合(EU)のモニタリングプログラム(2009年~2023年に実施された)から利用可能なモニタリングデータの解析により補足された。このモニタリングデータの解析結果は、現行のMRLが、蜜源となる作物への植物保護製剤としてのフロニカミドの使用の結果によるハチミツへの残留物の取り込みを考慮するためにまだ十分であることを示した。フロニカミド、代謝物TFNA(4-(trifluoromethyl)pyridine-3-carboxylic acid)及びTFNG(N-[4-(trifluoromethyl)pyridine-3-carbonyl]glycine)に関して0.01 mg/kgのバリデーションがとれた定量限界(LOQ)で、「フロニカミド、TFNA及びTFNGの合計をフロニカミドとして表す」とした評価対象物質の定義に従ったハチミツ中の残留フロニカミドを管理するために、適切な分析法が利用可能である。
 リスク評価の結果に基づきEFSAは、モニタリングデータに従った0.05 mg/kgのレベルにおけるハチミツ中の残留物の短期的及び長期的摂取は、ヒトの健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論した。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり。
品名             現行MRL mg/kg         MRL改正案 mg/kg
ハチミツ及び他の養蜂製品     0.05*                0.05
                               リスク管理の更なる検討を要する。

*:MRL がLOQに設定されていることを示す。
(※訳注)利用可能な分析法に基づくバリデーションがとれたLOQが0.03 mg/kg(フロニカミド及び代謝物のLOQの和)であったが、モニタリングデータに従った0.05 mg/kgのレベルでヒトの健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論されたことから、MRLの改正案においては*が取り除かれた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9007
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