食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06380080149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAspergillus niger PEC株由来のエンド-ポリガラクツロナーゼ活性、ペクチンエステラーゼ活性、ペクチンリアーゼ活性及び非還元末端α-L-アラビノフラノシダーゼ活性を含有する食品用酵素の用途拡張に関する安全性評価について科学的意見書を公表
資料日付 2024年10月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月25日、非遺伝子組換えAspergillus niger PEC株由来のエンド-ポリガラクツロナーゼ活性、ペクチンエステラーゼ活性、ペクチンリアーゼ活性及び非還元末端α-L-アラビノフラノシダーゼ活性を含有する食品用酵素の用途拡張に関する安全性評価について科学的意見書を公表した(9月19日採択、PDF版11ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.9039)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素は、以下の4種の酵素活性を有すると明言されている。
 ・ エンド-ポリガラクツロナーゼ((1-4)-α-D-ガラクツロナングリカノヒドロラーゼ(末端切断); EC 3.2.1.15)
 ・ ペクチンテスターゼ(ペクチンペクチルヒドロラーゼ; EC 3.1.1. 11)
 ・ ペクチンリアーゼ((1-4)-6-O-メチル-α-D-ガラクツロナンリアーゼ; EC 4.2.2.10)
 ・ 非還元末端α-L-アラビノフラノシダーゼ(α-L-アラビノフラノシド非還元末端α-L-アラビノフラノシダーゼ; EC 3.2.1.55)
 当該食品用酵素は、非遺伝子組換えAspergillus niger PEC株を用いて、DSM Food Specialties B.V.により生産される。
 当該食品用酵素の安全性評価は実施済みであり、EFSAは、当該食品用酵素を食品製造工程3工程にて使用する場合、安全性上の懸念は提起されないと結論している。その後、申請者は新たに4工程を追加する用途拡張を要請した。本評価において、EFSAは以下の食品製造工程7工程における使用に対し、当該食品用酵素の安全性評価を更新する。
 1. ジュース製造用の果物・野菜の加工工程
 2. ジュース以外の果物及び野菜製品製造用の果物・野菜の加工工程(新規追加)
 3. ワイン及びワインビネガー製造用の果物・野菜の加工工程
 4. グレープ・ワイン以外のアルコール飲料製造用の果物・野菜の加工工程
 5. 精製オリーブオイル製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程(新規追加)
 6. 茶・その他のハーブ茶・フルーツ茶製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程(新規追加)
 7. 植物抽出物製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程(新規追加)
 総有機固形物(TOS)残留物は、工程5においては最終製品より除去されるため、食事性ばく露は残りの6工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.612 mg TOS/kg体重と推定された。
 前回の意見書にて報告された無毒性量(1日あたり204 mg TOS/kg体重、試験された最高用量)と組み合わせ、EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、少なくとも333のばく露マージンを導出した。
 前評価、新たなデータの評価、変更されたばく露マージンに基づき、FEZパネルは、変更された意図される使用条件下において、本食品用酵素は安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9039
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