食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06370610328
タイトル 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)、精密育種を支援し、英国の食料安全保障を強化する新法に関するプレスリリースを公表
資料日付 2024年9月30日
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概要(記事)  英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)は9月30日、精密育種を支援し、英国の食料安全保障を強化する新法に関するプレスリリースを公表した。概要は以下のとおり。
 食料を増産し、農家のコストを削減し、干ばつ及び病害に抵抗性を有する作物の栽培を可能にする新しい精密育種技術が、新法の下で推進されることになると政府は9月30日に発表した。
 植物の遺伝子編集などの技術を活用した精密育種により、より栄養価が高く、有害生物や病害に抵抗性を有し、気候変動に耐性があり、環境により有益な作物の開発が可能になる。
 また、この手法により農薬の使用が減り、生態系に不可欠となる重要な受粉媒介生物が保護され、自然の回復が促進される。その他の利点としては、この分野への投資の増加、英国の食料安全保障の支援、食料の増産、農家のコスト削減などが挙げられる。
 ロンドンで開催された「ワールド・アグリテック・イノベーション・サミット」において、食料・農村地域担当大臣のDaniel Zeichner氏は、精密育種法(Genetic Technology (Precision Breeding) Act)のメリットを最大限に引き出すために必要な二次立法を、政府は議会審議の時間が許す限り速やかに可決する予定であると発表した。
 精密育種により作出された製品は、すでに研究試験段階に入っており、ビタミンD高含有トマトや、農薬への依存度が低いテンサイなどが含まれる。この法案が可決されれば、これらの製品が全国的に展開されることが可能となり、気候変動に直面する中で食料安全保障を強化し、英国の農家を支援し、英国がアグリフード分野におけるイノベーションで世界をリードする国となることが保証される。
 現在、新製品を市場に投入するために必要な複雑な認可プロセスを通過できるのは、一部の大手多国籍企業のみである。新法案によりこのプロセスが簡素化され、中小企業に公平な状況が整い、投資が促進される。
 現在、植物育種は英国経済に毎年10億ポンドの付加価値をもたらし、収穫を年間1%以上増加させている。しかし、食料システムと環境において発生する課題に対処するには、さらなるイノベーションが必要であり、精密育種が相当の付加価値をもたらす可能性がある。
 英国は科学研究が盛んであり、それを可能にする規制環境を整備することで、政府は精密育種への投資を支援し、英国の優れた科学者や育種家が、このエキサイティングな技術の開発を継続できるようにしていく。
 (以下略)
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
情報源(報道) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
URL https://www.gov.uk/government/news/new-legislation-to-support-precision-breeding-and-boost-britains-food-security
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