食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06360570377
タイトル 欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)、食品安全に係る警戒及び農業食品偽装の調査に関する2023年次報告書を公表
資料日付 2024年9月16日
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分類2 -
概要(記事)  欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)は9月16日、食品安全に係る警戒及び農業食品偽装の調査に関する2023年次報告書を公表した。概要は以下の通り。
 本日、欧州委員会は、農業食品チェーンにおける公的管理に関する加盟国間での協力・情報交換を促進にする「警戒・協力ネットワーク(Alert and Cooperation Network:ACN)」に関する2023年次報告書を発行した。報告書では、2022年次と比べ、通知が顕著に増加していることが明らかになっており、これは、この分野における加盟国間の協力が拡大していることを示している。
 ACNは4つのサブ・ネットワークで構成され、それぞれの焦点は異なる。
 食品・飼料早期警戒システム(RASFF)は、食品、飼料、食品接触材料に関連する健康リスクについて、食品安全当局間の迅速な情報交換を促進するものである。2023年、RASFFの通知件数は8%増加し、合計4,695件となった。例年通り、RASFFで最も多く報告されたのは残留農薬に関するもので、次いで病原性微生物に関するものが僅差で続いた。上位通知国は、引き続き、ドイツ、オランダ、ベルギーであった。
 行政支援・協力コンポーネント(Administrative Assistance and Cooperation component:AAC)により、加盟国は健康リスクをもたらす性質ではない欧州連合(EU)食品安全法違反を通知することができる。2023年には、AAC通知が24%増加し、3,166件となった。
 2023年のAAC通知の多くも主に残留農薬を理由とした不遵守の果物・野菜に関連するもので、次いで食品サプリメントにおける無認可の健康強調表示などの不当表示の例が続いた。
 農業食品偽装ネットワーク(Agri-Food Fraud Network:FFN)の通知は26%の増加を記録し、偽装の疑いは758件となった。犬猫の違法取引は依然として主要な問題で、414件の通知があった。その他、肉のすり替え、ハチミツの不純物混入、オリーブオイルの不当表示に関する疑いがあった。さらに、偽装の可能性があるとして、1,075件のAAC通知及び1,625件のRASFF通知にフラグが付され、加盟国が詳細な検査や調査を実施する契機となった。
 運用初年度となる植物衛生ネットワーク(Plant Health Network:PHN)では、植物、植物製品、その他の品目(種子、果物、野菜、木材、花きなど)の積荷の不遵守や、その他の植物衛生上の懸念に関する詳細を加盟国が共有したことにより、128件の通知があった。
 当該報告書は以下のURLから閲覧可能。
https://food.ec.europa.eu/safety/can/reports-and-publications_en
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)
情報源(報道) 欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)
URL https://food.ec.europa.eu/food-safety-news-0_en
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