食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06360420303 |
タイトル | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)、規制ステータス評価(RSR)の回答書発出を公表(2024年9月20日~24日)(前半1/2) |
資料日付 | 2024年9月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)は9月20日、23日及び24日、規制ステータス評価(Regulatory Status Review、RSR)の回答書(CoverCresse社、GCMBNA社、Moolec社、及びミシガン州立大学)を発出したことを公表した。概要は以下のとおり。 USDA-APHISは、遺伝子工学を使用して改変された以下の植物を審査し、改変されていない対照品種と比較して植物ペスト(植物病害生物等)リスクが高まっているかどうかを判断した。 ・CoverCresse社3件の申請、グルコシノレート(含硫化合物)、エルカ酸、繊維質、及び種子の離脱性/脱粒性のレベルが低減されたグンバイナズナ(ペニークレス) ・GCMBNA Ruby Genetics社、赤色果実を結果するクレメンタイン ・Moolec Science社、種子中に肉タンパク質を含有するエンドウ豆 ・ミシガン州立大学、干ばつ耐性が向上したジャガイモ APHISは、これらの改変された植物が他の栽培されている植物と比較して植物ペストリスクを増加させる可能性は低いことを確認した。その結果、それらは連邦規則集第7巻340条(7 CFR part 340)に基づく規制の対象ではない。植物ペストリスクの観点から、これらの改変された植物を米国において、安全に栽培及び繁殖することができる。 RSR関連情報は、以下のURLから入手可能。 https://www.aphis.usda.gov/biotech-regulatory-status/regulatory-status-review-table 2024年9月20日、23日及び24日にUSDA-APHISの回答書が発出された6件は以下のとおり(訳注:「特性」、「表現型」、「作用機序(MOA)」の各番号は原文のとおり。2024年9月26日確認時点の情報を訳出)。 1. RSR番号:24-079-02rsr 回答日:2024年9月24日 要求者:ミシガン州立大学(米国) 植物名(学名):ジャガイモ(Solanum tuberosum) 特性:(1)非生物的ストレス耐性 (2)マーカー遺伝子(抗生物質耐性) 表現型:(1)干ばつ耐性の向上 (2)カナマイシン耐性及びネオマイシン耐性 作用機序(MOA): (1)小型のユビキチンリガーゼタンパク質であるXERICOの発現により、植物ホルモンであるアブシシン酸に対する感受性が高まる。 (2)ネオマイシンホスホトランスフェラーゼ(NPTII)は、カナマイシン及びネオマイシンを含む特定の抗生物質に対する耐性を付与する。 2. RSR番号:24-002-01rsr 回答日:2024年9月23日 要求者:Moolec Science、SA社(ルクセンブルグ) 植物名(学名):エンドウ豆(Pisum sativum) 特性:(1)種子タンパク質プロファイルの改変 (2)マーカー遺伝子(抗生物質耐性) 表現型:(1)種子中での肉タンパク質の蓄積 (2)企業秘密情報(CBI)とされる抗生物質に対する耐性 作用機序(MOA):(1)CBIとされる遺伝子の種子特異的発現及びその産物の種子特異的蓄積 (2)CBI 3. RSR番号:24-211-01rsr 回答日:2024年9月20日 要求者:CoverCresse社(米国) 植物名(学名):グンバイナズナ(Thlaspi arvense) 特性:(1)農業特性の変更 (2)製品品質の変更 表現型:(1)種子中のエルカ酸の低減 (2)種子中の繊維質の低減 (3)種子中のグルコシノレートの低減 (4)種子の離脱性/脱粒性の低下 作用機序(MOA): (1)fatty acid elongation 1(FAE1)発現の喪失による、タンパク質発現の低下、及び、オレイン酸のガドレイン酸及びエルカ酸への変換の低下 (2)transparent testa 8(TT8)発現の喪失による、プロアントシアニジン生合成に関与する遺伝子数種の発現低下、及び、繊維質含有量の減少 (3)転写因子の発現低下又は喪失による、グルコシノレート産生量の低下 (4)転写因子の発現低下又は喪失による、グルコシノレート産生量の低下 (5)ペニークレス遺伝子の発現低下又は喪失による、種子鞘の裂開領域におけるリグニン層及び分離層の形成阻害 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
情報源(報道) | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
URL | https://www.aphis.usda.gov/news/program-update/aphis-issues-regulatory-status-review-responses-covercress-gcmbna-moolec-msu |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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