食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06360300105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)に関する最新情報を公表
資料日付 2024年9月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は9月26日、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)に関する最新情報を公表した。概要は以下のとおり。
・9月26日付け新着情報
 FDAは、乳牛における高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスの集団感染の中で乳製品の安全性確保を支援するため、またH5N1がヒトと動物の健康に及ぼす脅威を低減するために取り組んでいる進行中の研究活動について最新情報を提供している。
 FDAは、2024年夏に「FDAの研究課題」(※)を通じてFDAの研究目標を概説して以降、連邦政府及び関係学術機関と協力し、ウイルス不活化方法の有効性を理解し、小売乳製品の安全性を更に確実なものとするための重要な作業を継続している。FDAは、FDAのH5N1資金援助を通じて、コーネル大学、ウィスコンシン大学マディソン校、国立衛生研究所ロッキーマウンテン研究所(NIH-RML)及びインフルエンザ研究対応センター(NIH-CEIRR)の関係機関、ジョージア大学、並びにセントジュード小児研究病院と協力し、以下の応用研究を進めている。
1. 熱不活化の速度論研究:FDAは、コーネル大学、NIH-RML、及びジョージア大学と協力し、加熱殺菌処理パラメータ及び温度の標準的な組み合わせ以外の、様々な時間と温度の組み合わせが液体乳中のH5N1の生残性(viability)に与える影響を測定する。これにより様々な乳製品製造工程の客観的なリスク評価が可能となる。
2. ウイルス不活化研究:FDAは、コーネル大学と協力し、様々な熟成生乳チーズ(aged raw milk cheese)(※訳注:加熱殺菌処理されていない乳を原料とするチーズ)製造工程におけるH5N1の不活化を評価する。
3. H5N1ウイルスの生残性試験:FDAは、コーネル大学、ジョージア大学、及びセントジュード小児研究病院と提携し、必要に応じてH5N1ウイルスの生残性試験を実施している。
4. ワンヘルス介入:FDAはコーネル大学と協力し、生乳廃棄物の実用的な処分方法を調査する。また、ウィスコンシン大学マディソン校と協力し、H5N1ウイルスやその他の鳥類ウイルスに対する感受性を低下させたり、耐性を持たせたりするゲノム編集鶏の開発を検討する。
 FDAは、関係機関とともに、今後数か月以内にこれらの研究活動に関する最新情報を共有する予定である。FDAは、小売乳製品の継続的な検体採取及び検査により、商用乳供給の安全性を引き続き確認している。FDAは、商用乳供給の安全性に関する科学的分析と、ヒトと動物の健康リスクを低減する介入において段階的なアプローチを取る取り組みを継続する。
(※補足)上述の「FDAの研究課題」の一覧は以下のURLから閲覧可能。
https://www.fda.gov/media/179559/download?attachment
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/alerts-advisories-safety-information/updates-highly-pathogenic-avian-influenza-hpai
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
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