食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06360200149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、甲状腺への特定の影響に関する農薬の累積評価グループのデータ収集、ハザードの特性評価及び設定に関する外部委託機関による科学的報告書を公表(2024更新)
資料日付 2024年9月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月23日、甲状腺への特定の影響に関する農薬の累積評価グループのデータ収集、ハザードの特性評価及び設定に関する外部委託機関(International Centre for Pesticides and Health Risk Prevention (Sacco-ICPS))による科学的報告書(2024年9月17日承認、54ページ、doi: 10.2903/sp.efsa.2024.EN-9012)を公表した(2024更新)。概要は以下のとおり。
 本報告書は、様々な有効成分及び代謝物を原因とする甲状腺に関連する影響の詳細な評価を提示する。本報告書は、甲状腺機能低下、及びC細胞の肥大、過形成及び新生組織形成を含むC細胞への影響の指標に基づき、これらの物質を累積評価グループ(Cumulative Assessment Groups(CAG))に分類することに焦点を置く。
 CAGの設定は、甲状腺に関連する特定の指標となる物質を特定することであった。CAG-TCF(甲状腺/慢性/濾胞細胞)には、甲状腺機能低下に関連する18種類の物質及び3種類の代謝物があり、CAG-TCP(甲状腺/慢性/傍濾胞細胞)には、C細胞への影響に関連する2種類の物質がある。興味深いことに、CAG-TCFとCAG-TCP両方の指標となる物質はなかった。指標の分布は様々であり、濾胞細胞過形成及び肥大は甲状腺機能低下に関連する物質において共通にみられた。対照的に、C細胞線種は、CAG-TCPに分類された物質に観察された。
 CAGを特性評価するために、本報告書では特定の指標に基づき、無毒性量(NOAEL)及び最小毒性量(LOAEL)を各物質に割り当てた。CAG-TCFとCAG-TCPに関するLOAEL及びNOAELの範囲は、これらの物質の強さ及び影響におけるばらつきを強調した。CAG-TCFに属する物質のLOAELの範囲は、1.1 mg/kg体重/日~4,570 mg/kg体重/日、NOAELの範囲は、0.11 mg/kg体重/日~457 mg/kg体重/日であった。CAG-TCPに属する物質のLOAELは、5 mg/kg体重/日~7.31 mg/kg体重/日、NOAELは0.5 mg/kg体重/日~1.46 mg/kg体重/日の範囲であった。
 本報告書はまた、データ収集とハザードの特性評価における不確実性の要因を考察する。特にクロルデン(chlordane)やヘプタクロル(heptachlor)のような古い物質に関するデータの品質及び研究報告におけるばらつきは、大きな不確実性をもたらした。いくつかの研究では、詳細な報告が欠落しており、特定の物質のハザードの特性評価は、短期的な試験に基づいており、長期的な影響を正確に反映しない可能性がある。
 今回の研究結果を以前のハザードの特性評価と比較すると、本報告書では、10種類の物質に関して一貫性が見られた。しかしながら、エチレンチオ尿素(ethylene thiourea(ETU))及びメチラム(metiram)のような特定の物質に行われた更新情報では、今回の評価においてNOAELとLOAELの値は前回よりも低かった。新たな基準及び改善された手法を反映して、クロルプロファム(chlorpropham)、フィプロニル(fipronil)、マンゼブ(mancozeb)、及びプロピネブ(propineb)に関して異なる指標と研究が使用された。
 結論として、本報告書は、更新された詳細な研究に基づく包括的なハザードの特性評価を提供し、甲状腺機能に影響する物質をCAGに分類している。今回の考察結果は、これらの物質が提起する潜在的な甲状腺関連リスクを正しく評価するために、一貫性があり、高品質なデータの使用の重要性を強調する。データの品質と試験期間による不確実性に関わらず、本報告書は、甲状腺への影響に関する規制上の決定とその後の累積リスク評価に貴重な示唆を与える。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-9012

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