食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06360030164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、「RIVM PFAS研究計画-利用可能な情報の目録及び研究範囲の定義」と題する報告書を公表
資料日付 2024年9月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は9月20日、「RIVM PFAS研究計画-利用可能な情報の目録及び研究範囲の定義」と題する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 オランダ国民は食品、飲料水、その他の経路等の様々な方法でPFASにばく露されている。RIVMは、このばく露を低減する方法を調査している。そのために、RIVMはオランダにおける現在のばく露量の評価とばく露源の特定を行っている。この知見に基づいて、RIVMは追加策の最も有望な選択肢を決定する予定である。
 現在、研究の第一段階は完了した。RIVMはこの段階で、ばく露源とばく露の程度に関する既存の情報をまとめ、さらなる研究が必要な分野を特定した。RIVMは現在、食品や飲料水を介したPFASの摂取についてさらに理解を深めているが、多くのことが依然として不明である。
 オランダの人々の体内に存在するPFASの量については、現在のところはっきりしていない。そのため、RIVMは既存の血液検体を分析しており、これらの検体を最近の検体で補完することが可能かどうかを調査している。RIVMは、Chemours社の周辺地域及び西スヘルデ(Westerschelde)からの追加の血液検体を含める予定である。また、既存の母乳検体も分析しているところである。
 土壌や地表水等、オランダの環境の様々な部分におけるPFASの量について、大量のデータが利用可能である。しかし、PFAS が土壌から深層、そして地下水にどのように移行するかは依然として不明である。現在、地表水を水源とする飲料水は、地下水を水源とする飲料水よりもPFASのばく露量が高くなっている。RIVM は、PFASの「沈降(settling)」によりこれが経時的に変化する可能性があるかどうかを判断するために、土壌調査を開始している。
 さらに、RIVMはPFAS化合物がヒトや環境においてどのように挙動するか、そしてこの知見をリスク評価にどのように応用できるかを調査する予定である。このため、RIVMは世界保健機関(WHO)等と国際的に協力している。
 PFASばく露を低減するための有望な追加策についての初期目録が作成された。この目録は、本計画を通じて新しい知見が得られると更新される。また、この研究は、選択された対策の(費用対)効果の評価にも重点を置く。
 本研究計画は2026 年まで実施される。RIVMはこの期間中、ステークホルダーとの会合を通して等、様々な方法で、研究や新たな進展、見識に関する情報を共有する予定である。
 当該報告書(134ページ、オランダ語)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2024-0104.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/pfas-onderzoeksprogramma-rivm
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