食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06350560301
タイトル 論文紹介:「2024年7月にコロラド州の2つの家きん施設で発生した、家きんへのばく露に関連するインフルエンザA(H5)感染症例クラスター」
資料日付 2024年8月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  MMWR(2024, 73(34):734-739、doi: 10.15585/mmwr.mm7334a1)に掲載された論文「2024年7月にコロラド州の2つの家きん施設で発生した、家きんへのばく露に関連するインフルエンザA(H5)感染症例クラスター(Cluster of Influenza A(H5) Cases Associated with Poultry Exposure at Two Facilities - Colorado, July 2024)、著者CC Drehoff (Colorado Department of Public Health & Environment, 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5N1)ウイルスに感染した乳牛や家きんと密接に接触して働く人は、同ウイルスへの感染リスクが高い。
 2024年7月、コロラド州公衆衛生環境局は、家きんからHPAI A(H5N1)ウイルスが検出された2つの家きん施設への対応を行った。2つの施設全体で、家きんの殺処分(すなわち安楽死)に関わった作業者663人が疾病スクリーニングを受け、109人(16.4%)が症状を報告し、検査に同意した。検査を受けた者のうち、9人(8.3%)がインフルエンザA(H5)ウイルスの検査で陽性を示し、19人(17.4%)がSARS-CoV-2検査で陽性であった。インフルエンザA(H5)の検査結果が陽性であった9人全員が結膜炎となり、軽度の症状を呈し、オセルタミビルの投与を受けた。
 この家きんへのばく露に関連したインフルエンザA(H5)のヒト症例クラスターは、米国で初めて報告されたものである。これらの症例が特定されたことで、感染動物と密接に接触して働く人々に対する継続的なリスクが浮き彫りとなった。
 学際的及び多言語話者のチームによる各施設への早期対応により、症例の発見、作業者のスクリーニング及び治療が促進された。クレード2.3.4.4bに属する遺伝子型B3.13のHPAI A(H5N1)ウイルスの流行が増加しているため、米国の公衆衛生当局は、医療へのアクセスが限られている作業者を含む農業従事者の疾病を迅速に調査し、対応できるよう準備しておく必要がある。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) MMWR(2024, 73(34):734-739)
URL https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/73/wr/mm7334a1.htm
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。