食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06350530104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、ミズーリ州でH5鳥インフルエンザのヒト症例を確認したと公表
資料日付 2024年9月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は9月6日、ミズーリ州でH5鳥インフルエンザのヒト症例を確認したと公表した。概要は以下のとおり。
 CDCは、ミズーリ州から報告された鳥インフルエンザA(H5)(「H5鳥インフルエンザ」)のヒト症例1例を確認した。当該症例は、同州の季節性インフルエンザサーベイランスシステムによって特定された。当該検体は、通常のプロトコルに従って確認検査のためにCDCに送付され、9月5日に確認された。ミズーリ州保健シニアサービス局(Department of Health and Senior Services、DHSS)は、その潜在的なばく露の調査を継続中である。
・症例情報
 ミズーリ州DHSSは、入院していた当該患者は基礎疾患があり、抗インフルエンザウイルス薬で治療され、その後退院し、回復したと報告している。現時点で動物への直接のばく露は確認されていない。濃厚接触者又はその他の接触者の間での進行中の伝播は確認されていない。
 これは、2024年に米国で報告されたH5亜型インフルエンザウイルスによるヒト症例の14例目であり、病気又は感染した動物への職業上のばく露が確認されていない初めてのH5症例である。ミズーリ州では畜牛におけるH5亜型インフルエンザウイルスの集団感染は報告されていないが、2024年には商用及び裏庭家きん群でのH5亜型インフルエンザウイルス集団感染が報告されている。過去には、同州の野鳥においてH5N1鳥インフルエンザが検出されている。
 他の新型インフルエンザ症例は米国の全国インフルエンザサーベイランスシステムを通じて検出されているが、このシステムでH5亜型ウイルスによる症例が検出されたのは今回が初めてである。進行中の動物の集団感染の一環で、的を絞ったH5の集団感染に特化したサーベイランスが実施されており、他の全ての症例はそれにより特定されている。この症例では、患者の検体は当初A型インフルエンザの検査で陽性であったが、季節性のA型インフルエンザウイルス亜型については陰性であった。当該結果を受けて、追加検査が実施されている。
 CDCは、特に感染が確認されている州におけるインフルエンザサーベイランスシステムから得られるデータを引き続き注意深く監視しているが、ミズーリ州を含め、人々の間で異常なインフルエンザ活動の兆候は見られない。
 当該患者の検体中のノイラミニダーゼ(亜型のN)の特定は、更なる配列解析待ちである。当該ウイルスのゲノムの配列解析もCDCで進行中である。
 入手可能なデータに基づくと、CDCの現在の評価では、一般国民に対するH5N1のリスクは依然として低い(low)。H5ウイルスに関するCDCの勧告事項は、現時点では変更されていない。これまでどおり、より多くの情報が判明するにつれて状況は急速に変化する可能性がある。現時点では明らかな動物へのばく露がないことから、当該調査の結果は特に重要になる。まれではあるが、動物の感染源を特定できない新規のA型インフルエンザ症例があったことに留意することが重要である。このような状況での主な関心事は、これから先に伝播が起こらないことである。進行中の当該調査結果から、ガイダンスの変更が必要かどうかの情報が得られるであろう。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/media/releases/2024/s0906-birdflu-case-missouri.html
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