食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06350500301
タイトル 論文紹介:「2022年8月~9月に英国で発生した汚染レタスに関連した志賀毒素産生性大腸菌O157:H7集団感染と気候変動による連鎖的リスク」
資料日付 2024年9月5日
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概要(記事)  Eurosurveillance(2024, 29(36):pii=2400161、doi: 10.2807/1560-7917.ES.2024.29.36.2400161)に掲載された論文「2022年8月~9月に英国で発生した汚染レタスに関連した志賀毒素産生性大腸菌O157:H7集団感染と気候変動による連鎖的リスク(An outbreak of Shiga toxin-producing Escherichia coli (STEC) O157:H7 associated with contaminated lettuce and the cascading risks from climate change, the United Kingdom, August to September 2022)、著者N Cunningham (United Kingdom Health Security Agency (UKHSA), 英国)ら」の概要は以下のとおり。
 志賀毒素産生性大腸菌(STEC)O157は、ヒトに胃腸疾患を引き起こす食品媒介病原体である。反すう動物が当該感染症の主たる病原巣(reservoir)であると考えられており、STECの過剰な出現は豪雨と関連している。
 2022年9月、英国でSTEC O157:H7の大規模な集団感染が確認された。発生源を特定し、リスク軽減戦略に反映させるため、全国レベルの調査が実施された。集団感染の症例を特定するために全ゲノムシークエンス解析(WGS)が用いられた。
 全体として、2022年8月5日から10月12日までの期間に英国全土で症状を呈した259例が確認された。疫学的調査により、英国で栽培され、全国的に流通した、保存可能期間(shelf-life)の短い食品が当該集団感染の発生源であることが裏付けられた。分析疫学及びフードチェーンの分析により、レタスが感染源である可能性が示唆された。食品供給チェーンの追跡調査により、生産者Xが関与している可能性の高い生産者であることが特定された。
 フードチェーンの調査とは別に、気象、洪水リスク、動物個体密度及び土地利用データの調査による新たな地理空間分析が開発され、これによっても生産者 X が感染源である可能性が高いことが確認された。新たな地理空間分析とワンヘルス・アプローチは、汚染事象を事前に予測・予防し、集団感染調査におけるエビデンス生成に役立つ、上流データ分析のための潜在的ツールとなる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance(2024, 29(36):pii=2400161)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2024.29.36.2400161
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