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資料管理ID syu06350440314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、感染症を避けるために生乳(Rohmilch)の摂取において注意すべきことに関するQ&Aを更新
資料日付 2024年9月6日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は9月6日、感染症を避けるために生乳(Rohmilch)の摂取において注意すべきことに関するQ&Aを更新した(2016年4月13日版からの更新)。概要は以下のとおり。
 生乳(訳注:定義はQ1及びA1参照)の自動販売機(通称:生乳充填所)を利用し、生乳を販売する生産者が増えている。生乳販売所には「生乳につき摂取前に要煮沸」との注意書きを表示しなければならない。しかし、生乳の摂取に関連して食中毒が発生したという報告もあり、この注意書きが必ずしも守られていないことが推測される。BfRは、生乳の摂取は健康リスクと関連していると指摘している。生乳は病原菌に汚染されている可能性がある。病原菌の中には乳腺を経由して動物から直接排出されるものもある。しかし、その多くは搾乳時の不衛生が原因で生乳に混入する。子ども、妊婦、高齢者、病人など、特に影響を受けやすい集団は、一般的に煮沸していない生乳の摂取を控えるべきである。しかし、健康な成人も、煮沸していない生乳を摂取した場合、食中毒のリスクが高まり、病原体の種類によっては軽度から重度の疾患につながる可能性がある。BfRは生乳の取り扱いに関するQ&Aをまとめた。
 Q1. 生乳とは何か?
 A1. 生乳とは、均質化や加熱処理(パスツール殺菌(Pasteurisieren)など)をせず、天然の脂肪含量のまま消費者に販売される牛、めん羊、山羊の未処理乳のことである。生乳は、いわゆる認定乳(Vorzugsmilch)としてパック詰めされ、小売業者を通じて販売されるか、いわゆる生乳自動販売機やその他の販売装置を介して生乳生産者から直接販売される。特別に管理された農場の認定乳でない場合、生産者は生乳が加熱されず摂取されるのを防ぐために注意書きを表示しなければならない。
 Q2. 生乳はどのような健康リスクがあるか?
 A2. 生乳はデリケートな食品であり、フィルタリング後にさらなる加工処理(パスツール殺菌)を経ない、家畜から直接搾乳されたものであるため、サルモネラ属菌、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌(EHEC)などの病原性細菌に汚染されている可能性がある。これらの細菌は時に重篤な病気を引き起こす可能性がある。
 Q3. 特にリスクのある人口集団は?
 A3. 略
 Q4. 生乳が生乳自動販売機を介して販売される場合にもこれらのリスクは存在するか?
 A4. 生乳充填所として知られる生乳自動販売機は、生乳を冷却し、細菌の増殖を防ぐ。しかし、病原菌による汚染は、動物を介して、あるいは何よりも搾乳の過程ですでに起こりうる。冷却そのものが細菌の減少につながるわけではないので、感染のリスクは残る。
 過去には、自動販売機による生乳の販売に関連して、カンピロバクターの感染事例が報告されたこともある。このような自動販売機による販売は、乳を事前に加熱せずにその場で直接飲むという消費者の行動変化を招く可能性がある。
 Q5. 消費者は生乳による食中毒からどのように身を守ることができるか?
 A5. 生乳による感染症から身を守る唯一の方法は、摂取前に乳を煮沸することである。これは、自家製ヨーグルトのような、乳を摂取前に加熱しない他の乳含有食品に加工する場合にもあてはまる。このため、生乳には、摂取前に煮沸する必要があるという注意書きを表示し、販売することが法的要件となっている。例外として、特別な衛生措置を講じなければならない特別に監視された生産事業者は、いわゆる認定乳を販売することができる。食中毒の予防に関する詳しい情報は、以下のBfRの情報シートに掲載されている。
・「個人家庭における食中毒予防」
http://www.bfr.bund.de/cm/350/verbrauchertipps_schutz_vor_lebensmittelinfektionen_im_privathaushalt.pdf
・「カンピロバクターによる食中毒の予防」
http://www.bfr.bund.de/cm/350/verbrauchertipps-schutz-vor-lebensmittelbedingten-infektionen-mit-campylobacter.pdf
 Q6. 認定乳(Vorzugsmilch)は安全か?
 A6. 認定乳は、特別に管理された農場で生産されたパック詰め生乳で、小売店で購入できる。認定乳は、乳の生産と処理、微生物学的管理に関して厳格な規制を受けている。パッケージには「生乳」と表示しなければならないが、摂取前の乳の煮沸に関する注意書きを表示する必要はない。厳格な管理と微生物学的基準の遵守にもかかわらず、食中毒の原因となる病原体が認定乳からも検出される可能性は否定できない。従来の農場で生産される生乳と比較すれば、認定乳から食中毒が発生する確率は低くなると推測される。
 Q7. 認定乳を加熱せずに摂取する場合、どのように保存すればよいか?
 A7. 認定乳は最大8℃で保存できる。これらの注意事項はパッケージに表示しなければならない。消費期限も表示しなければならない。消費期限は、特に腐りやすい食品について、いつまでに摂取すべきかを示す。認定乳の消費期限は、製造後96時間(つまり4日)を超えてはならない。消費者は常に保存方法に従う必要がある。乳幼児などリスクの高いグループ向けの場合、認定乳は摂取前に煮沸しなければならない。
 Q8. 生乳の販売を管理する法的規制は何か?
 A8. パック詰めされていない生乳は、生乳生産事業者からの直接販売のみである(Milch-ab-Hof-Vermarktung)。パック詰めされていない生乳を食堂やケータリングなどの共同飲食施設に供給することは許可されていない。パック詰めされた生乳(認定乳)も、共同飲食施設(食堂、病院の厨房、学校や幼稚園の給食施設)では煮沸せずに使用することはできない。生乳販売所では、「生乳につき摂取前に要煮沸」という注意書きで、食品としての生乳の安全な取り扱いを明示しなければならない。
 Q9. 生乳をより安全にするために乳生産者は何かできるか?
 A9. 略
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/de/infektionen_vermeiden___was_ist_beim_verzehr_von_rohmilch_zu_beachten_-197200.html

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