食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06350410384 |
タイトル | フランス公衆衛生局、仏領マイヨット島におけるコレラの流行に関して7月29日時点の状況を公表 |
資料日付 | 2024年7月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス公衆衛生局は7月30日、仏領マイヨット島(※訳注: マダガスカル島の北西にあるフランスの海外県)におけるコレラの流行に関して7月29日時点の状況を公表した。概要は以下のとおり。 1. 要点(抜粋) ・流行の大幅な鈍化: 7月12日以降、仏領マイヨット島ではコレラ症例は報告されていない。 ・2024年3月18日以降、同県で記録された症例数は合計で221例である(確定症例: 214、可能性例(cas probable): 7)。 ・このうち199例は国内感染(acquis localement)であり、22例が輸入症例であった。 ・現在全ての集団感染クラスターにおいて、新たな感染は発生していない。 ・集中治療室への入院が必要な重症例: 14例、コレラに起因する死亡: 5例、コレラに一部起因する死亡: 2例が記録された。 2. 背景 2024年2月2日からコモロ(※訳注: マダガスカル島の北西にあるコモロ諸島の3つの島からなる国)で続いているコレラの流行は、大幅に勢いが弱まる傾向にある。コモロ保健省が発表した最新の状況分析(7月28日時点のデータ)によると、同国で流行が始まって以来、コレラ症例10,342例が報告され、死者は149人となっている(主としてアンジュアン島(症例数9,126例、うち死者126人))。コレラの流行は第18週にピークを迎え、1,123例が発生した。7月22日~28日に報告された症例はわずか13例であった。コレラ予防ワクチンの一斉接種の活動が実施中である。7月28日の時点で、国民の58%がワクチン接種を受け、その内訳はアンジュアン島住民の79%、モヘリ島住民の73%、グランドコモロ島住民の40%である。この流行は、2021年以降の東アフリカでのコレラの再流行に続くものである。 3. 疫学サーベイランス(抜粋) 仏領マイヨット島では、2024年3月18日に最初のコレラ症例が検出されて以来、7月29日の時点で221例が報告されている。これらの症例のうち、214例がPCR検査で確認され、7例は可能性例である。仏領マイヨット島へのコレラの侵入以来報告された221例のうち、199例は国内感染例(cas acquis localement)であり、22例はコモロ又はアフリカ大陸諸国からの輸入症例であった。7月12日に仏領マイヨット島で検出された直近の症例は輸入症例であるが、直近の国内感染例は7月8日に報告された。症例のピークは第25週にみられ、33例が発生した。 ビブリオ属菌・コレラ菌に関するナショナルリファレンスセンター(パスツール研究所)によって確認された最初の菌株は、血清群(Serogroup)O1及び血清型小川である。アンチバイオグラムの結果から、ドキシサイクリンに感受性の菌株であることが示された。 4. 死亡者のサーベイランス(省略) 5. マイヨット県で報告されたコレラ症例の地理的分布(省略) 6. 疫学的状況の分析(抜粋) マイヨット県では現在、新たに患者が発生しているコレラ集団感染クラスターはない。 全ての集団感染クラスター(現在、新たな感染は発生していない)は、飲料水の入手が困難で下水設備の問題がある脆弱な地域に住む人々に関係しており、その結果、当該疾病のまん延が助長された。同定された症例の大半は、日常の生活必需品として(飲料及び/又は身体の衛生のため)川の水を使用していると述べた。この状況は、マイヨット島の特定の市町村にある他の複数の自然発生的に作られた界隈の状況と似ており、とりわけ、世帯が飲料水に接続されていないこと、汚水の排水がないこと、トイレの共用を特徴とする。 仏領マイヨット島におけるコレラの地域感染は大幅に減少しており、同島で報告された直近の症例は輸入症例1例(2024年7月12日)であり、また、直近の国内感染症例1例は2024年7月8日にさかのぼる。しかし、コモロで状況が大幅に改善したとはいえ、アフリカ又はコモロから新たな症例が持ち込まれるリスクは依然として残っており、仏領マイヨット島は、短期・長期的に領土全域で地域感染のリスクにさらされている。このリスクは、飲料水や下水設備へのアクセスが不十分である限り、最も脆弱な地域で特に高い。 影響を受けやすいと考えられる地域では、予防ワクチン接種が続けられている。 7. 当該疾病に関する注意喚起(省略) 8. 勧告事項(抜粋) 「予防」 ・トイレの後や食事の準備の前に手を洗う等、衛生と清潔に関する基本的なルールを遵守すること。 ・管理されていない水を使用・摂取しないようにすること。 ・罹患者が手で扱った食品を摂取しないこと。 ・これらの流行地域を旅行する場合、衛生対策(加熱調理した温かい食品や、栓をしたボトル入り水の摂取による食品衛生、氷を避けること、手洗い)を遵守することが、依然として最善の予防策である。 「ワクチン接種の推奨」 当該現状分析(4ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。 https://www.santepubliquefrance.fr/content/download/646267/4363055?version=2 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス公衆衛生局 |
情報源(報道) | フランス公衆衛生局 |
URL | https://www.santepubliquefrance.fr/regions/ocean-indien/documents/bulletin-regional/2024/cholera-a-mayotte.-point-au-29-juillet-2024 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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