食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06350150149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのカードランの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2024年9月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は9月9日、食品添加物としてのカードラン(curdlan)の安全性評価に関する科学的意見書(2024年7月24日、31ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.8985)を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル(FAFパネル)」は、固化剤、ゲル化剤、安定剤、増粘剤として使用される新たな食品添加物としてのカードランの安全性に関する科学的意見書を提示した。 カードランは、発酵により、リゾビウム属細菌(Rhizobium radiobacter) biovar 1 NTK-u株から生産される、β-1,3結合のグルコース単位からなる高分子量の多糖類である。毒性学的データセットは、亜慢性、慢性、及び発がん性、生殖及び発達毒性試験並びに遺伝毒性からなる。 in vivoデータでは、カードランはそのまま吸収されず、腸内細菌叢によりCO2及びその他の無害な化合物に広範囲に代謝されることが示された。カードランに遺伝毒性はなく、十分な忍容性があり、明らかな臓器特異的な毒性は認められなかった。高用量のカードランにおいて観察された、成長低下及び盲腸重量の増加等の影響は、難消化性の賦形化合物によく見られ、したがって、生理学的反応と考えられる。3世代生殖発達毒性試験において、試験された最高用量であるカードラン7500 mg/kg体重/日において、泌乳期間中に仔ラットの体重低下が観察された。FAFパネルは、観察された影響を、栄養のアンバランスによる二次的なものと考えられるが、投与に関連する有害影響と考え、保守的な(conservative)無毒性量(NOAEL)として2500 mg/kg体重/日を特定した。 データセットにおいて指摘された限界はあるが、FAFパネルは、ばく露マージン(MOE)アプローチを適用して結論をだすことができた。カードラン及びその分解物は吸収されず、特定された有害影響は全身性でも局所性でもないことを考慮して、調整係数は不要であると考えた。したがって、最小1のMOEは十分であると考えた。推定最大ばく露量は、提案された最大使用レベルにおけるばく露評価シナリオの95パーセンタイルにおいて、幼児における1441 mg/kg体重/日であった。FAFパネルは、提案された用途及び使用レベルにおいて、食品添加物としてのカードランの使用に安全性の懸念はないと結論した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8985 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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