食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06340350384
タイトル フランス公衆衛生局、フランスのリスク管理者による食品媒介性生物学的ハザードのランク付けと、食品安全対策の優先順位付けを支援するアプローチの開発に関する論文を紹介
資料日付 2024年7月4日
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概要(記事)  フランス公衆衛生局は7月4日、フランスのリスク管理者による食品媒介性生物学的ハザードのランク付けと、食品安全対策の優先順位付けを支援するアプローチの開発に関する論文を紹介した。概要は以下のとおり。
 消費者は多くの食品媒介性の生物学的ハザードにばく露される可能性があり、それらは予後や罹患率が様々な疾病の原因となり、それゆえ様々なレベルの公衆衛生上の負担となる。フランスのリスク管理者によるこれらのハザードのランク付けと、食品安全対策の優先順位付けを支援するために、3段階のアプローチが開発された。
 第1段階は、フランス本土において公衆衛生上の懸念となる食品媒介性ハザードのリストを作成することであった。335のヒトに病原性を示す生物学的因子(pathogenic biological agents)の初期リストから「残された」ハザードの最終リストは、細菌(細菌毒素と代謝物を含む): 12、ウイルス: 3、寄生虫: 9の24のハザードで構成される。
 第2段階は、2008年~2013年及び2014年~2019年の2つの期間において、食品を介したこれらのハザードに関連する疾病負荷(罹患率、障害調整生存年(DALYs))を推定するためにデータを収集することであった。異なるハザードのランクは、検討された期間によってわずかに変化した。
 第3段階は、ELECTRE III法を用いた多基準意思決定支援モデルによるハザードのランク付けであった。3つのランク付け基準が使用され、そのうち2つは影響の重大度(損失生存年数(years of life lost)及び障害生存年数(years lost due to disability))を反映し、1つはその疾病の可能性(罹患率)を反映するものである。
 多基準意思決定分析アプローチでは、様々な重みのセットとデータに関連する不確実性を通じて、リスク管理者の優先性を考慮している。この方法と収集されたデータにより、フランス本土における食品が媒介する生物学的ハザードの公衆衛生上の負担を推定し、保健当局のための優先リストを定義することができた。
(※訳注)当該論文(Foodborne Pathogens and Disease(2024年7月4日電子版、doi: 10.1089/fpd.2023.0105))は以下のURLから入手可能。
https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/fpd.2023.0105
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス公衆衛生局
情報源(報道) フランス公衆衛生局
URL https://www.santepubliquefrance.fr/docs/into-the-jungle-of-biological-agents-of-foodborne-diseases-time-to-put-some-order-for-the-french-risk-manager
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