食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06340120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、電位依存性ナトリウムチャネル阻害を分子開始イベントとする発達神経毒性有害転帰経路に関する科学的報告書を公表
資料日付 2024年8月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月6日、電位依存性ナトリウムチャネル(voltage gate sodium channel:VGSC)阻害を分子開始イベント(MIE:molecular initiating event)とする発達神経毒性有害転帰経路(DNT-AOP)に関する科学的報告書(2024年7月5日承認、19ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.8954)を公表した。概要は以下のとおり。
 有害転帰経路(AOP)の枠組みは、無処置の生物(intact organism)においてストレスとなるイベントと毒性アウトカムとの間の因果関係を推測するために用いることが可能な科学的知識を整理する実用的なツールとして役立つ。しかしながら、レギュラトリー毒性学(regulatory toxicology)の範囲内でAOPの概念を広く適用する際の大きな課題は、ピアレビューに耐え、承認される頑健なAOPの開発である。
 この主な理由は、開始から完成まで何年もかかる可能性がある、完全なAOPのモジュールユニットを実証するために要する膨大な作業量である。本報告書で使用する手法は、試験及び評価に対する統合的な手法(IATA)の枠組みを用いた単一の化学的ハザードの初期評価で構成される。
 次に、AOP開発手法の有効性を確保するために、系統的な文献レビューの手法と専門家の知識を組み合わせた実証的証拠を収集するために、エビデンスに基づく手法が用いられた。使用された構造化された枠組みは、透明性、客観性及び包括性を保証し、キーイベント関係(key event relationships:KERs)を評価するための専門家の知識抽出を含んでいた。
 この段階的手法により、哺乳類の発生期間に化合物がVGSC(VGSC/Nav) (※訳注)に結合することから始まり、認知機能の障害として証明される神経発達における有害な結果に繋がるというAOPが開発された。周産期の脳の発達のVGSCキネティックスにおける変化により正確な神経回路の形成が阻害されることも、神経発達障害の根底にある可能性がある。
 われわれの理解のギャップには、特定の重要な成長期の期間、及びVGSCへの結合とそれに続く障害及び認知機能との定量的相関関係が含まれる。全てのKERレベルにおける定量的な情報は限られているにもかかわらず、DNTの評価に関するこのAOPのレギュラトリーな適用は特定された。
(※訳注) VGSC/Navも、電位依存性ナトリウムチャネルの略語の一つである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8954

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