食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06330930149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えトウモロコシDP910521の評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2024年8月1日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月1日、遺伝子組換えトウモロコシDP910521の評価に関する科学的意見書を公表した(申請GMFF-2021-2473、6月19日採択、PDF版32ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8887)。概要は以下のとおり。 規則(EC) No 1829/2003に基づき、Corteva Agriscience LLCから申請GMFF-2021-2473が提出されたことを受け、EFSAの遺伝子組換え生物に関するパネル(GMOパネル)は、規則(EU) No 503/2013に従い、遺伝子組換え(GM)昆虫抵抗性及び除草剤耐性トウモロコシ(Zea mays L.)DP910521(Unique Identifier DP-91O521-2)の安全性に関し、科学的意見を表明するよう求められた。申請GMFF-2021-2473の対象範囲は、トウモロコシDP910521の欧州連合(EU)域内における輸入、加工、食品・飼料用途であり、EU域内における栽培は含まれない。 トウモロコシDP910521は、特定の鱗翅目害虫防除のためのCry1B.34タンパク質、グルホシネートアンモニウム含有除草剤耐性を付与するホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼ(PAT)タンパク質、形質転換選択マーカーとしてホスホマンノースイソメラーゼ(PMI)タンパク質を発現する。 本科学的意見書において、GMOパネルは、申請GMFF-2021-2473の対象範囲に則した、トウモロコシDP910521のリスク評価結果に関し報告する。分子特性評価データから、トウモロコシDP910521は、mo-pat遺伝子、pmi遺伝子、cry1B.34遺伝子の発現カセット各々1コピーから構成される単一のインサートを含むことが確証された。以下をコードする配列の最新のバイオインフォマティクス解析からは、安全性上の懸念は提起されない。 ・ 新たに発現するタンパク質群 ・ インサート内オープンリーディングフレーム ・ インサート - ゲノムDNA連結部に渡るオープンリーディングフレーム 挿入DNA及び導入形質の安定性は、数世代にわたり確認されている。Cry1B.34、PAT、PMIの各タンパク質発現量の定量手法は適切であると考えられる。植物内で産生された、及び、微生物内で産生されたCry1B.34、PAT、PMIの各タンパク質の生化学的・構造的・機能的特性を比較するタンパク質特性評価データから、植物産生タンパク質と微生物産生タンパク質の同等性が示されており、よって、微生物由来タンパク質を安全性試験に使用することは可能である。 試験材料の選択、圃場試験地、関連する管理慣行、圃場試験全般の品質の指標としての農学的・表現型的特性評価を考慮し、GMOパネルは、圃場試験は比較分析を適切に証拠立てると結論する。 トウモロコシDP910521と対応する従来栽培品種間にて試験された農学的・表現型的・成分組成的特性において確認された差異は、穀粒中鉄分含有量を除き、いずれもさらなる検討を必要としなかった。穀粒中鉄分含有量は、評価の結果、安全性上及び栄養学上の懸念を提起しなかった。GMOパネルは、トウモロコシDP910521にて発現するCry1B.34、PAT、PMIの各タンパク質の毒性・アレルゲン性に関し、安全性上の懸念を特定しておらず、遺伝子組換えがトウモロコシDP910521の全体的な安全性に影響を与えるというエビデンスは確認されない。本申請の文脈において、トウモロコシDP910521由来の食品及び飼料の摂取は、ヒト及び動物において栄養学上の懸念を提起しない。GMOパネルは、トウモロコシDP910521は、対応する従来栽培品種及び試験された非GM栽培品種と同等に安全であり、食品/飼料の市販後モニタリングは必要ないと結論する。 導入形質、農学的分析及び表現型分析の結果、ばく露経路及びばく露量を考慮すると、トウモロコシDP910521は、GMトウモロコシ由来の物質が偶発的に環境に放出された場合でも、安全性上の懸念を提起しない。市販後環境モニタリング(PMEM)計画及びその報告間隔は、トウモロコシDP910521の用途に則している。 GMOパネルは、実施された文献検索の品質は全般に渡り許容範囲内にあると判断する。文献検索により特定された関連出版物から、GMOパネルは、トウモロコシDP910521の意図された用途と関連する如何なる安全性の問題も特定していない。 GMOパネルは、トウモロコシDP910521は、ヒトの健康・動物衛生・環境への潜在的影響に関し、対応する従来栽培品種及び試験された非GMトウモロコシ参照栽培品種と同等に安全であると結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8887 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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