食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06330890303 |
タイトル | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)、規制ステータス評価(RSR)の回答書発出を公表(2024年7月25日及び8月1日) |
資料日付 | 2024年8月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)は7月25日及び8月1日、規制ステータス評価(Regulatory Status Review、RSR)の回答書を発出したことを公表した。概要は以下のとおり。 USDA-APHISは、遺伝子工学を使用して改変された以下の植物を審査し、改変されていない対象と比較して植物ペスト(植物病害生物等)リスクが高まっているかどうかを判断した。 ・Pairwise Plant Services社、製品品質を改変したブラックベリー ・CoverCress社、製品品質を改変し、除草剤耐性を付与した2種類のグンバイナズナ(ペニークレス) APHISは、これらの改変された植物が他の栽培されている植物と比較して植物ペストリスクを増加させる可能性は低いことを確認した。その結果、それらは連邦規則集第7巻340条(7 CFR part 340)に基づく規制の対象ではない。植物ペストリスクの観点から、これらの改変された植物を米国において、安全に栽培及び繁殖することができる。 RSR関連情報は、以下のURLから入手可能。 https://www.aphis.usda.gov/biotech-regulatory-status/regulatory-status-review-table 2024年7月25日及び8月1日にUSDA-APHISの回答書が発出された3件は以下のとおり(訳注:「特性」、「表現型」、「作用機序(MOA)」の各番号は原文のとおり。2024年8月6日確認時点の情報を訳出)。 1. RSR番号:24-087-01rsr 回答日:2024年8月1日 要求者:Pairwise Plants Services社(米国) 植物名(学名):ブラックベリー(Rubus L.) 特性:(1)製品品質 (2)農業特性 (4)選択マーカー 表現型:(1)軟質種子 (2)トゲ形成の減少 (3)小型の生育習性 (4)抗生物質耐性 作用機序(MOA):(1)NAC型転写因子の機能低下又は喪失(脚注2) (2)NAC型転写因子の機能低下又は喪失(脚注2) (3)NAC型転写因子の機能低下又は喪失(脚注2) (4)ホメオドメイン含有転写因子の機能低下又は喪失(脚注2) (5)bHLH転写因子の機能低下又は喪失(脚注2) (6)転写補因子の機能低下又は喪失(脚注2) (7)プラスチドトランスポーターの機能低下又は喪失(脚注2) 2. RSR番号:24-156-01rsr 回答日:2024年7月25日 要求者:CoverCresse社(米国) 植物名(学名):グンバイナズナ(Thlaspi arvense) 特性:製品品質の変更 表現型:(1)種子中のエルカ酸の低減 (2)種子中の繊維質の低減 (3)種子中のグルコシノレートの低減 (4)種子の離脱性/脱粒性低下 作用機序(MOA): (1)種子中におけるfatty acid elongation 1(FAE1)発現の喪失による、タンパク質発現の低下、及び、オレイン酸のガドレイン酸及びエルカ酸への変換の低下 (2)transparent testa 8(TT8)発現の喪失による、プロアントシアニジン生合成に関与する遺伝子数種の発現低下、及び、繊維質含有量の減少 (3)転写因子の発現低下又は喪失による、グルコシノレート産生量の低下(脚注2) (4)転写因子の発現低下又は喪失による、グルコシノレート産生量の低下(脚注2) (5)トランスポーター発現低下又は喪失による、グルコシノレート輸送量の低下(脚注2) (6)グンバイナズナ内在性の一遺伝子の発現低下又は喪失による、種子鞘の裂開領域におけるリグニン層及び分離層の形成阻害(脚注2) 3. RSR番号:24-129-02rsr 回答日:2024年7月25日 要求者:CoverCresse社(米国) 植物名(学名):グンバイナズナ(Thlaspi arvense) 特性:(1)製品品質の変更 (2)除草剤耐性 表現型:(1)種子中のエルカ酸の低減 (2)種子中の繊維質の低減 (3)ALS/AHAS阻害型除草剤耐性 (4)HPPD阻害型除草剤耐性 作用機序(MOA):(1)fatty acid elongation 1(FAE1)発現の喪失による、タンパク質発現の低下、及び、オレイン酸のガドレイン酸及びエルカ酸への変換の低下 (2)transparent testa 8(TT8)発現の喪失による、プロアントシアニジン生合成に関与する遺伝子数種の発現低下、及び、繊維質含有量の減少 (3)特定のアセト乳酸合成酵素(ALS)/アセトヒドロキシ酸合成酵素(AHAS)阻害型除草剤に対する結合親和性を低下させた、非感受性型ALS/AHAS (4)HPPD(4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ)阻害剤除草剤に対する結合親和性を低下させた非感受性型のHPPD 脚注2:規制ステータス評価要求書において企業秘密情報(CBI)とされたことにより、本情報だけでは、別の植物が同じMOAを有するかどうかを確認するのには十分ではない可能性がある。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
情報源(報道) | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
URL | https://www.aphis.usda.gov/news/program-update/aphis-issues-regulatory-status-review-responses-covercress-pairwise-plant |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。