食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06330630314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、2023年のサルモネラ属菌管理プログラムの結果を公表
資料日付 2024年8月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は8月6日、2023年のサルモネラ属菌管理プログラムの結果を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州連合(EU)全域のサルモネラ属菌管理プログラムの一環として、加盟国は毎年現状に関する報告書を作成する義務があり、報告書では繁殖用家きん(Gallus gallus)、採卵鶏、肉用鶏、繁殖・肥育七面鳥におけるサルモネラ陽性群の割合について記載している。ヒトへの感染に特に重要とされている血清型(Serovare)の検出に特別な注意が払われる。モニタリングと管理措置を管轄する連邦州は、毎年検査結果を提出する。これらのデータを基に、BfRは毎年、当該管理プログラムに関する報告書を作成している。
 2023年のデータの評価では、昨年同様、状況は全体的に良好である。サルモネラ属菌の保有率は、調査対象の動物種・飼育用途の種類において低い水準にある。管理に関連するサルモネラ属菌血清型に関しては、調査対象のすべての家きんグループにおいて管理目標を達成した。EU法の規定によれば、管理に関連するサルモネラ属菌血清型の検出割合は、調査した群の最大でも1%または2%(採卵鶏)である必要がある。
・総括
 規則(EC)No.2160/2003に基づく管理プログラムの一環として連邦州から提出された結果は、報告のために連邦レベルで要約された。その結果、2023年のサルモネラ属菌の保有率は、調査対象の動物種・飼育用途の種類において良好な状況であることが明らかになった。
 目標値は達成された。繁殖用鶏、肉用鶏、肥育七面鳥については、管理に関連する血清型の保有率は1%未満であり、採卵鶏での保有率は0.9%で、目標値の2%を下回った。検査した繁殖用七面鳥群の数が少なかったため、1回のSalmonella Typhimuriumの検出で基準値の1%を超えたが、これは許容範囲内である。
 飼育中を含む繁殖用鶏や七面鳥の定期的検査では、そこでS. EnteritidisやS. Typhimuriumの血清型が発生する可能性があり、検出が間に合わなければ、下流の生産ラインへの侵入につながる可能性があることが示されている。採卵鶏、肉用鶏、肥育七面鳥におけるS. Enteritidis及びS. Typhimuriumの検出には、依然として継続的なモニタリングが必要である。2023年には、3種類の動物種・飼育用途すべてにおいて、S. EnteritidisとS. Typhimuriumが報告された。肉用鶏におけるS. Infantisの検出は減少を続けており、繁殖用鶏からは何年もこの血清型が検出されていない。肉用鶏では、この血清型は管理に関連する血清型ではない。
 2023年には繁殖用鶏群の0.9%からサルモネラ属菌が検出され、0.2%は管理に関連する血清型が陽性であった。採卵鶏群におけるサルモネラ属菌の保有率は0.9%で、0.5%が管理に関連する血清型が陽性であった。肉用鶏群の1.0%からサルモネラ属菌が検出され、管理に関連する血清型の検出率は0.03%と非常に低かった。肥育七面鳥群のサルモネラ属菌保有率は0.5%で、管理に関連する血清型が同群の0.2%から検出された。
 次年度以降も家きん類の状況は安定し、設定された目標値はおおよそ達成できると予想される。そのためには、確立された手順と努力を継続的に続けることが重要である。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/cm/343/salmonellen-bekaempfungsprogramm-ergebnisse-fuer-das-jahr-2023-situation-stabil-auf-niedrigem-niveau.pdf
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