食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06330610470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、腸チフス及びパラチフスに関する2021年疫学報告書を公表
資料日付 2024年7月31日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は7月31日、腸チフス及びパラチフスに関する2021年疫学報告書(8ページ)を公表した。主な内容は以下のとおり。
1. 腸チフス及びパラチフスは欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)では比較的稀な疾病であり、EU/EEA域外の国、特に南アジアへの渡航中に罹患することが多い。
2. 2021年は、EU/EEAの19か国から合計304例の検査確定症例が報告された。
3. 2020年に、COVID-19パンデミック時の渡航制限が最大の原因と思われる症例報告数の顕著な減少が観察されて以降、症例数は少ないままであった。しかしながら、2021年後半では、9月の通常の季節的ピークを含む症例数の増加が観察された。しかし2017年から2020年までの期間の平均と比較するとはるかに低い水準となっている。
4. 情報のある182症例のうち、67.9%は渡航関連であったが、これは異例に低い。国内罹患例の大部分はEUの外部地域(outermost regions)(フランスの海外県であるマヨット)で感染した。
5. 多剤耐性が問題となっており、パラチフス菌(Salmonella Paratyphi)よりもチフス菌(S. Typhi)の方がより顕著である。しかし、腸チフスに対するワクチン接種は可能であり、地域流行度の高い国に長期滞在する予定のある人は考慮すべきである。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/AER-Typhoid-paratyphoid-2021.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/typhoid-and-paratyphoid-fever-annual-epidemiological-report-2021
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