食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06321290149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品のリスクベネフィット評価に関するガイダンスを公表 |
| 資料日付 | 2024年7月16日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月16日、食品のリスクベネフィット評価に関するガイダンス(2024年5月30日採択、59ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.8875)を公表した。概要は以下のとおり EFSAの科学委員会(SC)は、2010年以降の方法論上の進展を取り入れ、欧州委員会と加盟国(MS)の規制上及びリスク管理上の必要を満たすために、2010年に初めて公表した食品のリスクベネフィット評価(RBA)に関するSCのガイダンスを更新した。EFSA2010SC RBAガイダンスは、障害調整生存年(disability-adjusted life years (DALYs))及び質調整生存年(quality-adjusted life years (QALYs))等の複合指標(composite metrics)を用いて、リスクとベネフィットの統合を含む段階的なRBAアプローチを導入した。今回の更新の指針となったのは、これらの複合指標は、食事上の助言を定義する際にMSの支援が可能な用語で、常に、又は容易に解釈できるとは限らないというMSからの意見であった。EFSAの科学会議(第26回)は、RBA手法、データ生成及びリスクベネフィットマネージメントに関わるステークホルダーから更に広い意見を集めるために、2022年2月に開催された。本更新ガイダンスの領域は、化学的ハザード及び栄養素に焦点を置いたリスクとベネフィットの特性評価及びそれらの統合に関連するアプローチを含むが、規制製品に関して欧州規則で義務付けられる手続きに取って代わるものではない。提示された方法論は、ある程度まで生物学的ハザードに適用可能である。RBAの環境的側面には、本ガイダンスの領域外にある追加的な考察を要する。 本更新ガイダンスの目的は、RBAの過程を調整する一助となり、規制者及び政策立案者の必要を満たすために、広範囲のRBAの状況に適用可能な原則の枠組みを提供することである。2010ガイダンスの段階的アプローチの主要な側面は保持されているが、本更新ガイダンスは、集団のサブグループに様々に影響する可能性がある複数の化学的ハザード、栄養素及び健康影響の文脈における場合のように、より複雑な評価に対応するために追加的な方法論的選択肢を提供する。本ガイダンスは、柔軟性の保持を目指し、RBAに含まれる必要がある有害及び有益な食品の構成要素及び関連する健康影響の系統的及び透明性のある特定、優先順位付け及び選択、並びに利用可能なエビデンスを系統的に組織化するアプローチを提供する。これらは反復プロセスの一部であり、評価結果、その解釈及び遂行に影響する。 RBAは、その問題の複雑さの程度、及び利用可能なデータと資源によって変わる。したがって、ガイダンスの目的は、継続的に進展するRBAの多様なセットを支援する基礎として役立つ可能性があるいくつかのアプローチを提供することである。 本ガイダンスには、影響の大きさの尺度、段階的(gradual)又は二項性の(binary)影響の確率、及び関連する全ての影響の(ベンチマーク)ドーズモデリング等、主としてより精緻化された評価のために有害及び有益な影響の特性評価に関連する更新が含まれており、これらは次に、リスクとベネフィットの特性評価モデルに繋げられる。食品摂取のレベルは変化するため、観察される(有益又は有害な)健康影響は定量的にも定性的にも異なる可能性がある。したがって、RBAに含まれる食事、食品又は食品の構成要素に関連する特定された全ての健康影響は、食品摂取量の小~大の範囲に沿って系統的にマップすること、及び摂取量と健康影響の関係に関して特徴付けることが可能である。リスクとベネフィットの特性評価の選択肢は、変動性、不確実性、関連する摂取範囲にわたって継続する生物学的進行の範囲内における重篤度分類、並びに重篤度の重み付け関数を用いた様々な影響のランク付けによって追加的な定性的及び定量的なアプローチで拡張された。 集団全体の健康に対する様々な種類の健康影響の複合的な影響は、問題の定式化及びRBAの問題の範囲、又データの利用可能性に応じて定性的又は定量的に評価される。リスクとベネフィットの比較健康影響評価には、多くの場合、健康影響の重大性と優先順位に関連する価値に基づく判断が含まれる。価値に基づく側面は、リスクベネフィットの管理者と協力して実施される必要がある。リスクとベネフィットの統合が、一般的に用いられる複合指標であるDALYsとQALYsを採用する場合、症例数、死亡率、影響の重篤度、その他の関連する次元等の他の指標とともに報告される必要がある。リスクとベネフィットを統合するための定性的及び定量的方法論が追加されている。これらは、リスクとベネフィットの特性評価のために導入された追加的な方法に基づいており、全ての関連する影響及び(又は)所与の重篤度の影響の確率と、重篤度の重み付け関数を用いたそれらの統合に基づいている。 本更新ガイダンスはまた、評価結果及びその結果の解釈の報告に関する実用的なガイダンスを含んでいる。最後に、消費者の視点、助言に対する行動及び回答に基づき、RBAの結果のコミュニケーションに関するガイダンスが追加されている。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8875 |
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