食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06321130111 |
タイトル | カナダ食品検査庁(CFIA)、「ココナッツウォーター中の記載されていないアレルゲンとグルテン」を対象とした調査報告書を公表 |
資料日付 | 2024年7月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ食品検査庁(CFIA)は7月3日、「ココナッツウォーター中の記載されていないアレルゲンとグルテン」を対象とした調査報告書を公表した。概要は以下のとおり。 ・調査期間 2021年4月1日~2022年1月31日 「概要」 対象を絞った調査は、潜在的な食品ハザードに関する情報を提供し、CFIAの定期的なモニタリング・プログラムを強化する。これらの調査は、食品供給の安全性に関するエビデンスを提供し、潜在的な新たなハザードを特定し、制限されているか、あるいは存在しない食品カテゴリーに新たな情報とデータを提供する。また、リスクが高い潜在的な分野に焦点を当てたサーベイランスにそれらを使用している。調査はまた、傾向を特定し、業界がカナダの規制をどのように遵守しているかについての情報を提供するのにも役立つ。 食物アレルギーはあらゆる年齢層の人々が罹患する可能性があるが、特に子供に起こることが多い。食物アレルゲンは、アレルギー患者にとって深刻な、あるいは生命を脅かす健康リスクとなりうる。また、グルテンはアレルゲンとはみなされないが、セリアック病やグルテン過敏症の人にとって、記載されていないグルテンは慢性的な健康問題を引き起こす可能性がある。アレルゲンやグルテンは、原材料に含まれることで食品に混入することもあれば、食品製造の過程で、交差汚染によって誤って混入することもある。アレルゲンの発生源に関わらず、産業界は、該当するカナダの特定の規制を遵守するか、合理的に可能な限りレベルを低く抑えることによって、製造された食品がヒトの消費にとって安全であることを保証しなければならない。 本調査の主な目的は、ココナッツウォーター製品中の記載されていないアレルゲンとグルテンの存在とレベルに関する追加情報を得ることである。検査した85検体のうち、1検体から記載されていない大豆が検出された。 陽性1検体は、検出されたレベルがアレルギー患者に健康上の懸念をもたらすかどうかを判断するため、CFIAの食品安全・回収局(OFSR)に転送された。同局によるフォローアップ措置の程度は、健康リスク評価によって決定された汚染のレベルとその結果として生じる健康上の懸念に基づいている。今回の調査でサンプリングされた製品のいずれにも健康上のリスクは認められなかったため、製品の回収は行われなかった。 「本調査を実施した理由」 カナダ人の約7%が少なくとも1つの食物アレルギーを有すると自己申告しているが、医学的に確認された食物アレルギーの実際の数はそれより若干少ないと予想される。食物アレルギーの割合は、特に子供の間で増加していると考えられている。食物アレルギーは、先進国では成人の最大5%、子供の最大8%が影響を受けていると推定されている。食物アレルゲンは、身体の免疫系の反応を引き起こす可能性のある食物タンパク質であり、アレルギー体質の人にとっては重篤な、あるいは生命を脅かす健康リスクとなり、セリアック病のような持病を持つ人にとっては慢性的な健康問題を引き起こす可能性がある。セリアック病は、特定の腸細胞を損傷又は破壊するグルテンの成分に体が反応する慢性的な反応である。全人口の約1%がセリアック病に罹患している。 優先的な食物アレルゲンは、カナダで重篤なアレルギー又はアレルギー様反応と関連している最も一般的な10種類の食物アレルゲンである。これらのアレルゲンは、ピーナッツ、木の実、ゴマ、魚介類(魚、貝、甲殻類)、卵、乳、大豆、マスタード、亜硫酸塩、小麦である。グルテンは真のアレルゲンではないが、小麦、ライ麦、大麦、ホラーサーン小麦、スペルト等の穀物に含まれるタンパク質の一種で、このリストに含まれている。グルテンは、セリアック病やグルテン過敏症等、特定の健康状態にある人に、消化器系の問題やその他の問題を引き起こす可能性がある。そのため、製造者による食品中のアレルゲンの適切な特定と表示が不可欠である。 記載されていないアレルゲンは、原材料に含まれている場合もあれば、交差汚染により食品製造チェーンに偶然混入する場合もある。アレルゲンの発生源にかかわらず、産業界は生産した食品がヒトの摂取に安全であることを保証しなければならない。これは、該当するカナダの特定の規制を遵守するか、合理的に可能な限りレベルを低く抑えることにより達成することができる。 本調査の主な目的は、ココナッツウォーター製品中の記載されていないアレルゲンとグルテンの存在とレベルに関する追加情報を得ることである。 全ての製品は「販売されたまま」で検査された。つまり、製造者の指示に従って、あるいは通常消費されるように調理されたものでない。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
情報源(報道) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
URL | https://inspection.canada.ca/en/food-safety-industry/food-chemistry-and-microbiology/food-safety-testing-reports-and-journal-articles/undeclared-allergens-and-gluten-coconut-water |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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