食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06320960164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、ムクナ(mucuna pruriens)種子抽出物を含有するハーブ調合品のリスク評価に関する報告書を公表
資料日付 2024年7月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は7月4日、ムクナ(mucuna pruriens)種子抽出物を含有するハーブ調合品(herbal preparation)のリスク評価に関する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 オランダでは、ムクナ(mucuna pruriens)種子抽出物を含有するハーブ調合品(食品サプリメント)が販売されている。これらのハーブ調合品は主にオンラインで販売されている。製造業者によると、ムクナは免疫系をサポートし、活力を高めるという。
 RIVM は、ムクナ種子抽出物を含有するハーブ調合品が健康に有害であるかどうかを調査した。ムクナに関する科学的情報はほとんど公開されていないため、この抽出物の安全な用量を決定することはできない。しかし、本抽出物は肝臓、腎臓、胎児の発育に悪影響を及ぼすという指摘がある。
 予防措置として、RIVMは妊娠中や授乳中、或いは肝臓障害や腎障害の場合には、これらのハーブ調合品を使用しないよう勧告する。その他の場合にも、注意することが推奨されている。RIVMは、副作用に注意し、副作用が発生した場合は製品の使用を中止するよう勧告している。ムクナを含有するハーブ調合品を使用する場合は、パッケージに記載の使用説明に従って使用する必要がある。また、医薬品を使用する場合には、医師又は薬剤師に相談すること。
 さらに、ムクナに含まれる物質の一つ(レボドパ(levodopa))は、パーキンソン病の治療に使用される医薬品の有効成分であることが知られている。これらのハーブ調合品から摂取するレボドパの量は、これらの医薬品を服用し始めたパーキンソン病患者の量と同程度かそれ以上である。胃腸症状、不随意運動(ジスキネジア)、精神症状等のこれらの医薬品の副作用も、本ハーブ調合品の使用者に起こる可能性がある。
 当該報告書(56ページ、英語)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.rivm.nl/publicaties/risk-assessment-of-herbal-preparations-containing-seed-extracts-of-mucuna-pruriens
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/risk-assessment-of-herbal-preparations-containing-seed-extracts-of-mucuna-pruriens
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。