食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06320920303
タイトル 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)、規制ステータス評価(RSR)の回答書を発出したことを公表
資料日付 2024年6月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)は6月27日、規制ステータス評価(Regulatory Status Review、RSR)の回答書を発出したことを公表した。概要は以下のとおり。
 USDA-APHISは、遺伝子工学を使用して改変された以下の植物を審査し、未改変の対応する栽培品種と比較して植物ペスト(植物病害生物等)リスクが高まっているかどうかを判断した。
 製品品質を変更するために改変した植物
・CoverCress社、2種類のグンバイナズナ(ペニークレス)
・Hjelle Advisors社、イネ
・Toolgen社、ダイズ
 収量を増やすために改変した植物
・Inari社、2種類のダイズ
 開花及び成長習性を変更するために改変した植物
・Better Seeds社、ササゲ
 APHISは、これらの改変された植物が他の栽培されている植物と比較して植物ペストリスクを増加させる可能性は低いことを確認した。その結果、それらは連邦規則集第7巻340条(7 CFR part 340)に基づく規制の対象ではない。植物ペストリスクの観点から、これらの改変された植物を米国において、安全に栽培及び繁殖させることができる。
 RSR関連情報は、以下のURLから入手可能。
https://www.aphis.usda.gov/biotech-regulatory-status/regulatory-status-review-table
 2024年6月27日にUSDA-APHISの回答書が公表された7件は以下のとおり(訳注:「特性」、「表現型」、「作用機序(MOA)」の各番号は原文のとおり。2024年7月1日確認時点の情報を訳出)。
1. RSR番号:24-065-01rsr
要求者:CoverCresse社(米国)
植物名(学名):グンバイナズナ(Thlaspi arvense)
特性:製品品質の変更
表現型:(1)種子中のエルカ酸の低減 (2)種子中の繊維質の低減 (3)種子中のグルコシノレートの低減
作用機序(MOA):(1)fatty acid elongation 1(FAE1)発現の欠失による、タンパク質発現の低下、及び、オレイン酸のガドレイン酸及びエルカ酸への変換の低下
(2)transparent testa 8(TT8)発現の欠失による、プロアントシアニジン生合成に関与する遺伝子数種の発現低下、及び、繊維質含有量の減少
(3)転写因子の発現低下又は欠失による、グルコシノレート産生量の低下(脚注2)
(4)転写因子の発現低下又は欠失による、グルコシノレート産生量の低下(脚注2)
2. RSR番号:23-311-02rsr
要求者:ToolGen社(韓国)
植物名(学名):ダイズ(Glycine max)
特性:種子油プロファイルの変更
表現型: オレイン酸の増加及びリノール酸の減少
作用機序(MOA):種子中で優先的に発現するFAD2対立遺伝子の機能喪失
3. RSR番号:23-355-01rsr
要求者:CoverCresse社(米国)
植物名(学名):グンバイナズナ(Thlaspi arvense)
特性:製品品質の変更
表現型:(1)種子中のエルカ酸の低減 (2)種子中の繊維質の低減 (3)種子中のグルコシノレートの低減
作用機序(MOA):(1)fatty acid elongation1(FAE1)発現の欠失による、タンパク質発現の低下、及び、オレイン酸のガドレイン酸及びエルカ酸への変換の低下
(2)transparent testa 8(TT8)発現の欠失による、プロアントシアニジン生合成に関与する遺伝子数種の発現低下、及び、繊維質含有量の減少
(3)転写因子の発現低下又は欠失による、グルコシノレート産生量の低下(脚注2)
(4)メチオニンオキソ酸トランスアミナーゼの発現低下又は欠失による、グルコシノレート産生量の低下(脚注2)
4. RSR番号:24-032-01rsr
要求者:Inari Agriculture社(米国)
植物名(学名):ダイズ(Glycine max)
特性:(1)植物構造の変更 (2)収量の変更 (3)種子品質の変更 (4)根粒形成の変更
表現型:(1)生殖成長移行時期の変更 (2)種子数の増加 (3)種子サイズの増大 (4)成長の向上 (5)根粒形成の向上
作用機序(MOA):(1)栄養成長-生殖成長の移行を調節するタンパク質産生量の減少(脚注2)
(2)植物の成長を制御するタンパク質産生量の減少(脚注2)
(3)細胞分裂を抑制するタンパク質産生量の減少(脚注2)
(4)細胞分裂を抑制するタンパク質産生量の減少(脚注2)
(5)種子への栄養素取り込み量の増加(脚注2)
(6)根粒形成を抑制するタンパク質産生量の減少(脚注2)
5. RSR番号:23-296-01rsr
要求者:Inari Agriculture社(米国)
植物名(学名):ダイズ(Glycine max)
特性:(1)収量の変更 (2)種子品質の変更 (3)根粒形成の変更
表現型:(1)種子数の増加 (2)種子サイズの増大 (3)成長の向上 (4)根粒形成の向上
作用機序(MOA):(1)植物の成長を制御するタンパク質産生量の減少(脚注2)
(2)細胞分裂を抑制するタンパク質産生量の減少(脚注2)
(3)細胞分裂を抑制するタンパク質産生量の減少(脚注2)
(4)種子への栄養素取り込み量の増加(脚注2)
(5)根粒形成を抑制するタンパク質産生量の減少(脚注2)
6. RSR番号:23-261-01rsr
要求者:BetterSeeds社(イスラエル)
植物名(学名):ササゲ(Vigna unguiculata)
特性:植物構造及び開花時期の変更
表現型:有限成長習性及び早期開花
作用機序(MOA):VuSP1及びVuSP2遺伝子の発現低下又は欠失による、栄養成長-生殖成長の移行を制御するタンパク質産生量の減少又は消失
7. RSR番号:22-231-01rsr
要求者:Hjelle Advisors社(Amfora社及びミシシッピ州立大学の代理)
植物名(学名):イネ(Oryza sativa)
特性:栄養プロファイルの変更
表現型:葉及び種子におけるタンパク質の増加
作用機序(MOA):遺伝子座ID Os03g14669である転写因子の発現増加
 脚注2:規制ステータス評価要求書において企業秘密情報(CBI)とされたことにより、本情報だけでは、別の植物が同じMOAを有するかどうかを確認するのには十分ではない可能性がある。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国農務省動植物検疫局(APHIS)
情報源(報道) 米国農務省動植物検疫局(APHIS)
URL https://www.aphis.usda.gov/news/program-update/aphis-issues-regulatory-status-review-responses-6

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