食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06320810541 |
| タイトル | イタリア保健省国家食品安全委員会(CNSA)、ソラマメ及びエンドウ中のβ-グルコシドへのばく露経路とグルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)欠損症患者における急性溶血性クリーゼ発症との相関関係に関する意見書を公表 |
| 資料日付 | 2024年3月14日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | イタリア保健省国家食品安全委員会(CNSA)は3月14日、ソラマメ及びエンドウ中のβ-グルコシドへのばく露経路とグルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)欠損症患者における急性溶血性クリーゼ発症との相関関係に関する意見書を公表した。概要は、以下のとおり。 ・意見書 2023年12月11日 「ソラマメ及びエンドウの花粉へのばく露と、グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)欠損症患者における急性溶血性クリーゼの発症との相関関係」 #「付託条項」 イタリア保健省予防総局(DGPREV)及び同省衛生・食品安全・栄養総局(DGISAN)からCNSA事務局宛に送付された、旧国家フードチェーン・リスク評価局(SNVR)第4事務局CNSA の2012年11月19日付意見書第9号(ファビズムに係る問題)に関する地方衛生局(ASL)ローマ3からの2023年5月9日付の要請。 当該見解が現在においても有効なものであるかを問う。特に、「G6PD欠損症患者におけるソラマメ及びエンドウの花粉へのばく露と急性溶血性クリーゼの発症との間に相関関係があると述べるには、現在のところ十分なエビデンスはない」と述べられている箇所について。 #「イントロダクション」 G6PD欠損症患者が、β-グルコシド及びコンビシンを含むソラマメやその他のマメ科植物に物理的に接近することに起因する、「引き金となる」吸入ばく露及び急性溶血性クリーゼのリスク評価が求められる。β-グルコシド及びコンビシンの共存は、生物学的にソラマメの構造的統合を維持し、溶血性クリーゼ誘発の原因となる。感染性ストレスや医薬品(特に抗マラリア薬)の摂取さえも、保因者においてクリーゼを引き起こす可能性がある。 #「コンテキスト分析」 G6PD欠損症は「X連鎖(X-linked)」であり、すなわち男性が発症し、女性は保因者である。しかし、いずれの場合においても、その酵素活性及び相対的な遺伝子発現は非常に多様である。2012年のCNSAの報告書では、「ソラマメ花粉へのばく露とG6PD欠損症患者における溶血性クリーゼの誘発を関連づける文献において一貫したエビデンスはない」と指摘し、「関連付ける報告書は稀にあるが、溶血性クリーゼの誘発とソラマメ花粉の吸入を合理的に関連付けるには十分ではない。現在のところ、そのような相関関係が存在すると述べるにあたっての科学的エビデンスは十分にない」と結論した。 #「欧州及びイタリアにおけるデータ」 世界では約1億人(ヘミ接合体をもつ男性及びヘテロまたはホモ接合体をもつ女性を含む)が、少なくともG6PD欠損症の遺伝子保因者と計算されている。世界のどこでも見られるが、特に発症率の高い地域は、北アフリカ、中央アフリカ、地中海沿岸地域、中国、インドである。 #「イタリアでの状況」 イタリア本土におけるG6PD欠損症の平均発症率は0.4%、シチリア島では1%となっているが、サルデーニャ島では14.3%で、カリアリCagliari県の25.8%が最高である。ここ数十年の移民現象により、イタリア本土の医師もG6PD欠損症の臨床症状を観察できるようになった。 #「臨床」 G6PD欠損症の主な臨床症状は次のように表れる。 ・ファビズム:医薬品や食物(ソラマメ)の摂取、または感染により誘発される急性溶血性貧血 ・新生児黄疸:最も重症の未治療例では神経学的後遺症を伴う ・慢性非球状赤血球性溶血性貧血 溶血は、生鮮、乾燥、冷凍のソラマメのいずれを摂取した後にも起こる可能性があり(ただし、生鮮の摂取における頻度がより高い)、ソラマメを食べた母親が授乳する乳児にも起こる。しかし、典型的なソラマメ溶血性クリーゼを呈する前に、何度もソラマメを摂取していたにもかかわらず、何の訴えもなかった複数個人の例も知られているほか、溶血性クリーゼ発症の数年後、無謀にもソラマメを摂取したが発症しなかった例もある。したがって、溶血性クリーゼの誘発に寄与する他の要因があることは明らかである。 最新の科学的エビデンスは、G6PD欠損症患者におけるソラマメの花粉及び/または分画の吸入と溶血反応との間に、文書化された相関関係がないことを裏付けている。ソラマメ花粉の吸入によって報告された有害反応はわずかで、ほとんどが逸話的なものであり、免疫グロブリンE(IgE)によるアレルギー反応である可能性が高く、ファビズム患者に対する致命的(exitus)リスクを示すものではないことは確かである。 #「国民全体及び最も危険にさらされている人々の保護」 溶血性クリーゼによる障害、特に子どもの感染状態や医薬品摂取に起因する重度の高ビリルビン血症(中枢神経系の損傷によるもの)による障害が予防できるG6PD欠損症のスクリーニングに関する提案が出されている。このアプローチは、マラリア常在国においては(クリーゼを誘発する関連医薬品の使用を理由に)適切であると考えられ、先進経済国(米国)においても、その費用対効果比の評価が行われている。ソラマメ及びエンドウの花粉へのばく露や、G6PD欠損症患者における急性溶血性クリーゼ発症の予防は意図されていない。 #「結論及び推奨事項」 したがって、現在の知見においては、保因者に溶血反応を誘発することが可能なβ-グルコシドへの唯一のばく露経路は、食事であると繰り返される。 当該意見書は以下のURLから閲覧可能。 https://www.salute.gov.it/imgs/C_17_pubblicazioni_3421_allegato.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | イタリア |
| 情報源(公的機関) | イタリア保健省 |
| 情報源(報道) | イタリア保健省国家食品安全委員会(CNSA) |
| URL | https://www.salute.gov.it/portale/rischioAlimentare/dettaglioPubblicazioniRischioAlimentare.jsp?lingua=italiano&id=3421 |
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