食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06320780149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、反すう動物の骨由来のコラーゲン及びゼラチンによりもたらされるBSEリスクに関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2024年7月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月16日、反すう動物の骨由来のコラーゲン及びゼラチンによりもたらされるBSEリスクに関する科学的意見書(60ページ、2024年6月12日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2024.8883)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会は、規則(EC)No 853/2004、又は規則(EC)No 1069/2009及びその施行規則 (EU)No 142/2011に従い製造された、めん羊、山羊又は牛の骨由来のゼラチン及びコラーゲンによるBSEリスク(C型、L型及びH型BSE)の推定を要請した。 臨床段階のBSE感染牛又はめん羊1頭含むゼラチンの小規模バッチにおけるBSE感染性(牛経口50%感染量(CoID50)を単位とした)を推定するために定量的リスク評価が実施された。評価モデルは、反すう動物のすべての骨がゼラチンの製造に使用され、高い感染性を有する組織が頭蓋骨(脳)及び脊椎(脊髄)に付着したままであるというシナリオに基づいて構築された。ヒト及び動物について、明確化されたリスク及びばく露経路がそれぞれ特定された。食品及び飼料を介した経口経路以外のばく露経路も検討・議論されたが、定量的な評価は行われなかった。また、当該疾病の疫学的状況、種間バリア、BSEに対する種の感受性、反すう動物におけるBSE感染の確率を決定する指数関数的用量反応関係の仮定など、他の側面も統合的なエビデンスとして考慮された。ヒトの伝播障壁はまだ定量化されていないため、ヒトにおける感染性(物質)へのばく露を疾病リスクに直接変換することはできないが、その障壁は実在すると考えられる。すなわち、ヒトの感染が成立するためには(反すう動物と比べ)より大量の感染性(物質)が必要であると思われ、また非経口的ばく露経路よりも経口経路の方が必要量が多い。 反すう動物の骨から製造されたゼラチンへの経口ばく露を介して、牛又は小型反すう動物群に新たなBSE症例が発生しない確率は99%~100%(ほぼ確実)である。この結論は、現在の知見、当該疾病の疫学的状況及び現在の慣行に基づくものであり、コラーゲンについても有効である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8883 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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