食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06320720104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、コロラド州の家きん作業者の間でH5鳥インフルエンザのヒト症例を確認したと公表
資料日付 2024年7月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は7月14日、コロラド州の家きん作業者の間でH5鳥インフルエンザのヒト症例を確認したと公表した。概要は以下のとおり。
 コロラド州で高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5)(「H5鳥インフルエンザ」)ウイルス感染による4人のヒト症例がCDCによって確認された。これには、7月12日金曜日に同州によって報告された3例の推定陽性症例全員と、後に金曜日に同州によって推定陽性と判明した4番目の検体の症例が含まれる。CDCはまた、検体が到着次第CDCで確認されるであろう、コロラド州での追加(5番目)の推定陽性症例を認識している。症例は全て、HPAI H5N1ウイルスの集団感染が発生した1か所の家きん施設で家きんの殺処分に従事した農場作業者である。CDCのチームがコロラド州に現地派遣され、家きんの集団感染と関連するヒト症例の評価を支援している。現在の情報から、CDCはこの集団感染による一般国民へのリスクは依然として低い(low)と考えている。これらの症例は、感染した動物へのばく露のリスクを改めて強調するものである。コロラド州や、乳牛及び家きんでH5鳥インフルエンザの集団感染が発生している他の州において、インフルエンザウイルスの活動が予想外に増加しているという報告は他にはない。
・症例の背景情報(抜粋)
 これらの作業者は、H5N1ウイルスに感染した家きんへのばく露後に症状を報告した。陽性反応を示した作業者は全員、軽症であることを報告した。作業者は結膜炎及び涙目、並びにより典型的なインフルエンザの症状である発熱、悪寒、咳及び喉の痛み/鼻水等を報告した。監視及び検査が継続されているため、追加の症例が報告され、その後確認される可能性がある。
 これらは、家きん作業者(酪農作業者ではない)におけるH5ウイルス感染の2022年以降最初の症例である。米国での家きん作業者のH5ウイルス感染は、2022年4月にコロラド州で初めて報告された。コロラド州は2024年7月3日にも、感染が確認された酪農場の作業者のH5ウイルス感染事例を報告しており、同州では酪農場及び家きん農場でH5N1の集団感染が続いている。
 インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼ(亜型のN)の特定は、CDCでのインフルエンザウイルスの遺伝子配列解析待ちである。臨床検体中のウイルスの配列決定の試みが進行中で、うまくいけば、結果は1~2日以内に得られる予定である。追加の解析では、CDCのリスク評価を変更する可能性のあるウイルスの変化がないかを調べる予定である。
 現時点では、H5に関するCDCの勧告事項は変更されていない。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/media/releases/2024/p-0715-confirm-h5.html
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