食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06320610470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第28週号(7月6日~12日)において、生の山羊チーズに関連した複数国にわたるエルシニア・エンテロコリチカ(Yersinia enterocolitica)集団感染に関する情報を公表
資料日付 2024年7月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は7月12日、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第28週号(7月6日~12日)において、生の山羊チーズに関連した複数国にわたるエルシニア・エンテロコリチカ(Yersinia enterocolitica)集団感染に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
・概要
 フランスでは、生物型2、血清型O:9のエルシニア・エンテロコリチカによる集団感染が報告された。2024年7月11日時点で133例の症例が確認されており、分離日は2024年1月27日から6月28日までである。患者の年齢は3歳から85歳(中央値49歳)まで、76人(57%)が女性である。プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地域圏(フランス南東部)の感染者が57人と最も多いが、感染者はフランス本土のすべての地域で確認されている。聞き取り調査を受けた57人の患者における直近の発症日は6月10日である。
 これらの症例において、フランス南東部の特産品である山羊生乳チーズ(raw milk goat cheese)の摂取が目立って多いことが確認された。製品の流通及び管理対策に関する各国からの報告情報は、RASFF(2024.5201)に掲載されている。
 ベルギーでは、2024年4月に同一の塩基配列を持つ菌株による男性の症例が1例報告されている。
 ルクセンブルグでは、2024年4月に同一の塩基配列を持つ菌株による女性の症例が1例報告されている。
 ノルウェーでは、2024年3月に同一の塩基配列を持つ菌株による女性の症例が1例報告されている。
・ECDCの評価
 複数のEU/EEA(欧州連合/欧州経済領域)加盟国で関係する製品が流通していることから、管理対策が実施される前に製品を購入した消費者、又は他の状況でばく露された者における、エルシニア症の罹患リスクは高い。関係するEU/EEA諸国で新たな症例が発生する可能性、また過去の症例が遡って確認されることもあり得る。解析に供される分離株や定常的な配列解析が不足しているため、報告された症例は、全症例のごく一部である可能性がある。各国で管理対策が実施されているため、この事案に関連した更なるヒト感染のリスクは低下している。
・行動
 ECDCは、疫学情報収集活動を通じて当該事案を監視しており、加盟国及び欧州食品安全機関(EFSA)と連絡を取っている。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/2024-WCP-0037%20Final.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/communicable-disease-threats-report-6-12-july-2024-week-28
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