食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06320590470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第27週号(6月29日~7月5日)において、ドイツで発生したボツリヌス症に関する情報を公表
資料日付 2024年7月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は7月5日、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第27週号(6月29日~7月5日)において、ドイツで発生したボツリヌス症に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
・概要
 2024年6月26日、A型ボツリヌス毒素(BoNT A)によるボツリヌス症確定症例2例がドイツから報告された。両症例とも、保存食品のシロハツ(Russula delica)(訳注:ベニタケ属のキノコ)の水煮(mushroom-in-brine preserve of milk-white brittlegill)を摂取していた。2例の確定症例の発症日は4月及び5月で、約6週間の開きがあり、臨床診断の遅れがあった。
 (ロベルト・コッホ研究所にある)ドイツの神経毒産生性クロストリジウム綱細菌に関するコンサルタントラボラトリー(consultant laboratory)は、2例目の患者の家庭の未開封の同製品の瓶からBoNT Aを検出した。当該製品の有効期限(expiry date)は2025年5月と記載されていた。
 RASFF通知(2024.4920)によると、当該食品はロシア産で、ベルギー、チェコ、ドイツ、イタリア、ルクセンブルグ、スペイン、スウェーデン、スイス及び英国に流通している。加盟国の担当機関は、公的警告、回収及び撤去などの措置を実施している。
 2024年7月4日現在、他のEU/EEA加盟国で当該製品に関連するボツリヌス症例は報告されていない。
・ECDCの評価
 EU諸国における関係製品の流通状況及び保存可能期間の長さ(2025年5月)を考慮すると、当該製品を購入し、販売店に返品していない消費者が、ボツリヌス症に罹患するリスクは高い。関係するEU諸国で新たな症例が発生する可能性がある。
・行動
 ECDCは、疫学情報収集活動を通じて当該事案を監視しており、加盟国及び欧州食品安全機関(EFSA)と連絡を取っている。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/2024-WCP-0036%20Final.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/communicable-disease-threats-report-29-june-5-july-2024-week-27
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