食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06310450104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、Diamond Shruumzブランドのチョコレートバー、コーン、及びグミの摂取に関連する可能性のある重篤な疾病に関する情報を更新 |
資料日付 | 2024年6月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は6月25日、Diamond Shruumz(商標)ブランドのチョコレートバー、コーン(フィリングを詰めた円錐形のスナック)、及びグミの摂取に関連する可能性のある重篤な疾病に関する情報を更新した。概要は以下のとおり。 1. 概要 CDC、米国食品医薬品庁(FDA)、米国毒物センター並びに州及び地方の関係機関は、独自配合のきのこ(proprietary blend of mushrooms)を含む製品として市販されているDiamond Shruumzブランドのチョコレートバー、コーン、及びグミの摂取に関連する可能性のある重篤な急性疾患の報告を調査している。 2. 集団発生事案調査の概要 CDC及びFDAは、米国全土の複数の毒物管理センターに報告された、Diamond Shruumzブランドのチョコレートバー、コーン、及びグミの摂取後の重篤な急性疾患やその他の有害影響の報告を受けとった。 2024年6月24日現在、合計39人の発症者が米国20州において報告され、内23人が入院しており、他の潜在的な症例を特定するための取り組みが継続されている。死亡例の報告はない。 2024年6月25日、FDAは製品検体の検査結果に関する情報を発表した(後述する情報を参照)。 報告された疾病の原因は現時点では不明である。Diamond Shruumzブランドのチョコレートバー、コーンあるいはグミのどの風味の製品も、喫食、販売、又は提供してはならない。また、購入した製品は廃棄すること。CDC、FDA、及び州の関係機関は、他の製品が健康への有害影響に関連しているかどうかの調査に取り組んでいる。 3. 当該製品について Diamond Shruumzブランドの製品は、オンラインや、ヘンプ由来製品(カンナビジオール(CBD)あるいはΔ-8テトラヒドロカンナビノール(THC)等)や喫煙/ベイプ製品を全国で販売している小売店等で販売されている。 大麻草(cannabis)やきのこ(mushroom)の抽出物等の精神活性化合物を含有する製品の入手可能性は高まっている。これらの「エディブルズ(食用品)(edibles)」は、グミキャンディー、チョコレート、その他のスナック食品として販売されることがよくある。これらには、未公開の成分(食品中への使用が承認されていない違法物質、その他の不純物、又は潜在的に有害な汚染物質等)が含まれている可能性がある。 4. FDAの検査及び分析 この調査の一環として、FDA及び州の関係機関は、Diamond Shruumzブランドの製品の複数の検体を収集し、検査及び分析を行った。 追加の検体分析は進行中であるが、2024年6月25日現在、2種類のチョコレートバーについてのFDAの検査結果から、以下の物質が含まれていることが確認されている: (1)Diamond Shruumzダークチョコレートバー ・4-アセトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(4-アセトキシ-DMT、別名O-アセチルシロシン又はシラセチン)(4-acetoxy-N,N-dimethyltryptamine(4-acetoxy-DMT, also known as O-acetylpsilocin or psilacetin)) ・デスメトキシヤンゴニン(desmethoxyyangonin) ・ジヒドロカバイン(dihydrokavain) ・カバイン(kavain) (2)Diamond ShruumzTバースデーケーキチョコレートバー ・4-アセトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(4-アセトキシ-DMT、別名O-アセチルシロシン又はシラセチン) 異なる配合の製品間では検査結果が変動する可能性があり、同じ製品でもロットやバッチ間で変動がある可能性がある。上記のDiamond Shruumzブランドのチョコレートバーとその他のDiamond Shruumzブランドの製品の追加検査が進行中である。FDA及びCDCの医療担当者は、これらの化学物質を摂取した場合の健康リスクを理解し、適切な次の措置を決定するために、これらの検査結果の解釈を行っている。 FDAの検査及び分析に関する追加情報については、FDAのWebサイトを参照のこと。 5. あなたがすべきこと(抜粋) Diamond Shruumzブランドのチョコレートバー、コーン、又はグミを、購入、喫食、販売、又は提供してはならない。購入した製品は全て廃棄すること。 多幸感、幻覚、又はサイケデリック効果をもたらすと謳っているチョコレート、グミ、スナック食品、又はその他のエディブル製品は摂取してはならない。これらの製品には、重篤な病気につながる可能性のある未公開の成分が含まれている可能性がある。 きのこ、THC、又はCBDを含むエディブル製品やその他の製品を購入する場合は、子供の手の届かない安全な場所に保管すること。子供はエディブル製品をキャンディーと間違えることがある。 製品を摂取して症状が出た場合は、直ちに医師の診察を受けるか、毒物ヘルプラインに電話して助言を求めること。兆候や症状には、幻覚、制御されていない動き、心拍数の上昇/低下、高血圧/低血圧、皮膚潮紅、胃腸障害(吐き気、嘔吐、腹痛等)等がある。その他の重篤な有害影響として、発作、意識レベルの低下、意識喪失、混乱、眠気、及び呼吸不全等が報告されている。 5. 症状(略) 6. 臨床医及び公衆衛生専門家向け情報(略) 本件に関するFDAの情報は、以下のURLから入手可能。 https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/investigation-illnesses-diamond-shruumz-brand-chocolate-bars-cones-gummies-june-2024 補足:上記のFDAのページ(6月25日付け)に「FDAは、自主回収の可能性について同社(Diamond Shruumz社)と連絡を取っているが、現在までのところ同社はリコールを開始していない。」との情報あり。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
URL | https://www.cdc.gov/environmental-health-studies/outbreak-investigation-diamond-shruumz-products/index.html#cdc_generic_section_1-outbreak-investigation-summary |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。