食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06310380295 |
タイトル | 国際連合食糧農業機関(FAO)、食品を介した鳥インフルエンザA(H5N1)の感染リスクは無視できる(negligible)とする評価を公表 |
資料日付 | 2024年6月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 国際連合食糧農業機関(FAO)は6月14日、食品を介した鳥インフルエンザA(H5N1)の感染リスクは無視できる(negligible)とする評価を公表した。概要は以下のとおり。 食品から鳥インフルエンザA(H5N1)に感染するリスクは、特に加熱殺菌処理(pasteurization)や適切な加熱調理(cooking)などの食品安全慣行が講じられている場合、依然として無視できる(negligible)。これは最近報告された、食品を介した鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスの予備的迅速リスク評価におけるFAOの結論である。 ハザードとリスクは同じものではない。ハザードとは、危害を引き起こす可能性があるものである。対照的に、リスクは危害が発生する可能性、機会及び程度のことである。非常にまれではあるが、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスは、動物からヒトに伝播し得る他の病原体と同様に、ヒトを病気にする可能性をもち、それはハザードであるとみなされ得る。鳥インフルエンザA(H5N1)に感染した人々は、鳥インフルエンザA(H5N1)に感染している生きた動物や死んだ動物と密な接触があった人々である。したがって、感染した動物や病気の動物との接触でウイルスが肺に吸い込まれたり、目に触れたりすることによって、ヒトへの感染リスクがもたらされるが、そのリスクは低から中程度(low to moderate)である。感染した動物と接触する人は、感染リスクを軽減するために、防護具を装着するなどの予防策を講じるべきである。 食品に関しては、25年以上前に、感染した家きんの肉と卵において鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスが報告されている。より最近では、加熱殺菌処理された乳、及び感染した1頭の乳牛の筋肉組織において、感染性のないウイルスの断片が検出された。加熱殺菌処理(pasteurization)及び加熱調理(cooking)はウイルスの破壊に非常に有効であり、消費者が感染性をもつウイルスにさらされるリスクを軽減する。人々が、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスに汚染された食品の喫食により感染したと確認された事例はない。 乳は加熱殺菌処理されたもののみ、また卵や肉は完全に加熱調理されたもののみを摂取することを強く推奨する。これらの食品安全慣行により、食品中の他の微生物学的ハザード(サルモネラ菌、リステリア菌など)に関連するリスクが軽減される。消費者は、食品から鳥インフルエンザA(H5N1)に感染することはないと確信すべきである。FAOは、この件を取り巻く科学についてのキャッチアップを継続し、必要に応じて評価を更新する。 当該評価は以下のURLから閲覧可能(PDF、2ページ)。 https://openknowledge.fao.org/items/abf49022-5302-4a70-900e-f22b540e08c2 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
情報源(報道) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
URL | https://www.fao.org/food-safety/news/news-details/en/c/1696738/ |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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