食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06300480149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、鉄の耐容上限摂取量(UL)に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2024年6月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月12日、鉄の耐容上限摂取量(UL)に関する科学的意見書(2024年4月30日採択、106ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.8819)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの「栄養、新食品及び食物アレルゲンに関する科学パネル(NDAパネル)」は、鉄のULに関する科学的意見書を提出するよう要請された。鉄の高い摂取量と慢性疾患のリスク、消化器系の有害影響、及び乳児期、幼児期及び妊娠中の鉄の補給の有害影響に関するエビデンスを特定するために系統的レビューが実施された。全身における鉄の過負荷は臓器毒性に繋がることは立証されたが、ULは設定できなかった。用量反応が立証可能な唯一の指標は黒色便であり、消化管において吸収されなかった大量の鉄の存在を反映している。これは、全身の鉄の過負荷に繋がる可能性がある一連の事象の中の一つの保守的なエンドポイントであるが、このこと自体は有害ではない。 20~25 mg/日の鉄の補助的摂取量(15 mg/日のバックグラウンド摂取量に加えて)において黒色便が発生しなかった介入試験に基づき、成人(妊婦及び授乳中の女性を含む)に関して40 mg/日の鉄の安全な摂取量が立証された。この数値に基づき相対成長率(allometric scaling)(体重の0.75乗)を用いて計算した結果、小児及び青年に関して10?mg/日(1~3?歳)~35?mg/日(15~17歳)の安全な摂取量が導出された。幼児よりも鉄の所要量が高い7~11か月齢の乳児には、鉄の補助的摂取量(すなわち25 mg/日)に相対成長率を適用した結果、5?mg/日の鉄の安全な補助的摂取量が得られた。この数値は4~6か月齢の乳児に拡張され、乳児用調製乳やフォローオン調製乳からの摂取ではなく、強化食品や食品サプリメントからの鉄の摂取を指している。有害影響のリスクが高まる摂取量は特定されていないため、安全な摂取量の適用はULの適用よりも限定的である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8819 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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