食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06300170104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、きゅうりに関連したサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表(初報)
資料日付 2024年6月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は6月5日、きゅうり(cucumbers)に関連したサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表した(初報)。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州にわたるSalmonella Africana集団感染について調査するために、様々な種類のデータを収集している。疫学データにより、きゅうりがサルモネラ属菌に汚染されており、病因となった可能性が示されている。
2. CDC及びFDAはまた、23州で158人の患者が発生したSalmonella Braenderup集団感染も調査している。2件の集団感染には、疾病が発生した場所及び時期、並びに患者の人口統計情報等、いくつかの類似点がある。調査員は、これら2件の集団感染が同じ食品に関連しているかどうかを判断するよう取り組んでいる。Salmonella Braenderup集団感染の発生源に関する情報は得られ次第公表する。
3. 2024年6月4日時点で、Salmonella Africanaの当該集団感染株に感染した162人が25州(ペンシルべニア州、ニューヨーク州、フロリダ州、バージニア州他)及びコロンビア特別区から報告されている。発症日は2024年3月11日から2024年5月16日までである。情報が得られた127人のうち、54人が入院し、死亡は0人と報告されている。
4. 公衆衛生当局は、患者の年齢、人種、民族的帰属、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の一週間に喫食した食品等、様々な種類の情報を収集している。この情報は調査員が当該集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供する。
 以下は、本集団感染の患者についての統計情報である(「n」は各統計のための情報が得られた人数)。
・年齢(n=161) 範囲:1歳未満~92歳、年齢中央値40歳
・性別(n=159) 女性:64%、男性:36%
・人種(n=120) 白人: 83%、アフリカ系米国人/黒人:13%、アメリカ先住民又はアラスカ先住民: 1%、アジア系:3%、ハワイ先住民又はその他の太平洋島民: 0%、複数人種を報告: 0%
・民族(n=115) 非ヒスパニック系: 89%、ヒスパニック系11%
5. 州及び地方の公衆衛生当局は、発症前の一週間に喫食した食品について患者に聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた65人のうち、47人(72%)がきゅうりを喫食したと報告した。この割合は、FoodNet住民調査(下痢性疾患に関連する様々な食品の喫食頻度を推定するのに役立つ調査)できゅうりを喫食すると報告した回答者の50%よりも有意に高かった。この違いは、本集団感染の患者がきゅうりを喫食して発症したことを示唆している。
6. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ種類の食品により発症したことを示唆する。
7. 162人の検体から採取した細菌のWGS分析により、ホスホマイシンへの耐性が予想された。また、このうち5人の検体由来の細菌は、アモキシシリン-クラブラン酸、アンピシリン、アジスロマイシン、セフォキシチン、セフチオフル、セフトリアキソン、シプロフロキサシン、及びテトラサイクリンのうちの一つ以上の抗菌性物質への耐性が予想された。更なる情報は全米薬剤耐性監視システム(NARMS)のwebサイトで閲覧可能である。サルモネラ症のほとんどの患者は抗菌性物質なしで回復する。ただし、抗菌性物質が必要な場合、今回の集団感染の一部の患者は一般的に推奨されている抗菌性物質では治療が難しい場合があり、別の抗菌性物質の選択が必要になる場合がある。
8. 本調査の一環として、ペンシルベニア州農務局の職員は、同州内の複数の小売店からきゅうりの検体を収集した。検査の結果、これらのきゅうりの1検体にサルモネラ属菌が確認された。きゅうりの検体由来のサルモネラ属菌の菌株が、病因となっている菌株と同じものであるかどうかを判断するため、更なる検査が進められている。
9. CDCは、当該調査が進行中である間は、リコール対象のきゅうりを喫食、販売、あるいは提供しないよう勧告する。
 Fresh Start Produce Sales社が流通させているきゅうりは、様々な生産者からのものである。汚染の可能性があるきゅうりを供給した生産者は、今季のきゅうりの栽培及び収穫を中止している。
10. Fresh Start Produce Sales社は丸ごとのきゅうり(whole cucumbers)をリコールした。きゅうりは 14 州の小売流通センター、卸売業者、食品サービス販売業者にバルク(大量包装)で販売されたが、これらの販売業者が他の州に出荷したり、店舗用に再梱包したりした可能性がある。リコール対象のきゅうりはフロリダ州で栽培され、5月17日から5月21日まで出荷されたものである。
 このリコールにはEnglish cucumbersあるいはMini cucumbersは含まれていない(※訳注)。このリコール対象のきゅうりはもはや店頭にはないはずである。
※訳注:リコール対象のきゅうり(cucumbers)は濃い緑色で、直径約1.5~2.0インチ(約3.8~5.1 cm)、長さ5~9インチ(約13~23 cm)である。cucumbersと比較すると、English cucumbersは長く、Mini cucumbersは短い。
 当該きゅうりのリコールに関する詳細情報は、FDAの以下のURLから閲覧可能。
https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/fresh-start-produce-sales-initiates-recall-whole-cucumbers-because-possible-health-risk
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/africana-06-24/index.html

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