食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06290810160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、英国の成人における食物アレルギーのパターン及び有病率に関する報告書を公表
資料日付 2024年5月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は5月16日、英国の成人における食物アレルギーのパターン及び有病率に関する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 成人における食物アレルギーのパターン及び有病率(Patterns and Prevalence of Adult Food Allergy:PAFA)プロジェクトでは、成人の30%以上が、喫食によっていくつかの有害反応、つまり特定の食物摂取による病気やトラブルを被ったと報告していることが判明した。これを臨床評価によってさらに調査すると、英国の成人集団の約6%が臨床的に確認される食物アレルギーを保有していると推定され、これは英国における成人約240万人に相当する。
 本研究では、英国の成人に関して以下のことが判明した。
・ピーナッツ及びヘーゼルナッツ、ウォールナッツ、アーモンド等の木の実のような食物は、アレルギー反応を起こす可能性が最も高い。
・リンゴ、モモ、キウイフルーツ等の生鮮果物に対するアレルギーをもつ個人も多い。これはカバノキ花粉(birch pollen)に対するアレルギーと関連づけられるもので、花粉-食物アレルギー症候群又は口腔アレルギー症候群としても知られている。
・乳、魚、エビ、ムール貝等の食物に対するアレルギーはまれである。
・小児期の食物アレルギーは成人早期にまで持続し、その後の成人期において、食物アレルギーの約半数が発症し、さらに増加する。
 本PAFA報告書は、食物アレルギーが小児期から成人期にかけてどのように進展するかを特定する上で、及び特定の種類の食物と成人期までのアレルギーの持続との関連性についての重要な洞察を提供する上で、重要なものである。
 植物由来の食事及び代替タンパク質へのフードシステムの移行が見られてきていることから、本研究を通じて、我々が、成人期に至るまでにより多くの人々に影響を与えている植物由来アレルギーの出現等のパターンを見ることができ、これを考慮することは重要である。
 当該報告書は以下のURLから閲覧可能(PDF、102ページ)。
https://www.food.gov.uk/research/food-hypersensitivity/patterns-and-prevalence-of-adult-food-allergy
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/around-6-of-the-uk-adult-population-have-a-food-allergy-new-report-from-the-food-standards-agency-finds
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