食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06290400303 |
タイトル | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)、米国食品安全検査局(FSIS)による高病原性鳥インフルエンザH5N1に関する牛肉の安全性調査についての更新情報を公表 |
資料日付 | 2024年5月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)は5月24日及び5月30日、米国食品安全検査局(FSIS)による高病原性鳥インフルエンザH5N1に関する牛肉の安全性調査についての更新情報を公表した。概要は以下のとおり。 ・5月24日付け USDAのFSISは、食品供給の安全性を確保するための継続的な取り組みの一環として、FSISが検査を行う一部の施設において殺処分された、96頭の殺処分乳牛の牛肉組織の検査を実施した。殺処分された乳牛の肉を食品供給に入れることは禁止されている。2024年5月22日、1頭の乳牛の筋肉を含む組織検体からウイルス粒子が検出された。現在までに、95頭の乳牛から採取した検体はウイルス粒子の検査で陰性であった。これらの乳牛の肉は食料供給には一切入らなかった。 本調査の一環として、FSISは、FSISが検査を行うと畜施設で、全身性の病態で廃用牛として判断され殺処分された乳牛から横隔膜の筋肉検体を含む複数の組織を採取した。これら検体は、ウイルス粒子の存在を確認するためにPCRを用いてAPHISによって分析された。PCR検査では、生きたウイルスか、断片かは区別されない。 ・5月30日付け USDAのFSISは、FSISが検査を行う一部のと畜施設で廃用牛として判断され殺処分された乳牛の牛肉筋肉検体検査の最終結果を公表している。2024年5月28日、採取した筋肉検体109検体全てについて検査が完了した。筋肉109検体のうち108検体でウイルス粒子は検出されなかった。5月24日に公表したとおり、1頭の乳牛由来の横隔膜筋を含む組織検体においてウイルス粒子が検出された。これらの乳牛の肉は食料供給には一切入らなかった。詳細情報は、以下を参照のこと。 ・背景 USDAは、食肉の供給が安全であると確信している。USDAには厳格な食肉検査プロセスがあり、全ての連邦と畜施設でUSDA-FSISの獣医師が立ち会っている。FSISはと畜前に各動物を検査し、全ての畜牛のと体はと畜後の2回目の検査に合格し、ヒトの食料供給に入ることが適切であると判断されなければならない。 我々は消費者を保護するために複数の安全対策を講じているが、引き続き消費者に対して生肉を適切に取り扱い、安全な中心温度まで加熱調理するよう勧告する。安全な中心温度まで加熱調理すると、食肉中の細菌やウイルスが死滅する。具体的な勧告事項は、FSISの「安全な最低内部温度一覧表」のページから確認できる。 ・現在進行中の研究 H5N1との関連において食肉供給の安全性を検証するために、USDAのFSIS、APHIS、及び米国農業研究局(ARS)は、乳牛由来の食肉中に含まれる鳥インフルエンザに関連する3件の別個の牛肉安全性研究を完了している。これらの研究は、科学的調査のために行われ、消費者の信頼を再確認するものである。 1. FSISが検査を行う一部のと畜施設で廃用牛として判断され殺処分された乳牛の牛肉筋肉検査 FSISは、FSISが検査を行うと畜施設で、全身性の病態で廃用牛として判断され殺処分された乳牛由来の筋肉検体の採取を完了した。これらの乳牛の肉は食料供給には一切入らなかった。当該検体は、ウイルス粒子の存在を確認するために、APHISによってPCRを用いて分析された。 収集された筋肉検体109検体の検査は完了しており、109検体のうち108検体はウイルス粒子の検査で陰性であった。 5月24日、国立獣医学研究所(NVSL)は、1頭の乳牛の横隔膜筋を含む組織検体からウイルス粒子が検出されたと報告した。FSISとAPHISは協働して、更なる情報を収集するための当該生産者への通知を含む遡及調査を実施している。 FSIS職員は死後検査で陽性の当該患畜において疾病の兆候を特定し、当該患畜が食料供給に入るのを阻止した。これは食品検査プロセスの標準である。これらの措置は、我々が導入している食品安全システムが機能しているという確信を更に高めている。 2. 影響を受けた州の小売店で入手した牛挽肉の検体 最終結果は2024年5月1日に公表された。検体は、乳牛群がH5N1インフルエンザウイルスの検査で陽性を示した州の小売店で収集された。当該検体はウイルス粒子が存在するかどうかを示すためにポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いてAPHISによって分析された。ウイルス粒子の存在は検出されなかった。 3. 牛挽肉の加熱調理研究 最終結果は2024年5月16日に掲載された。ARSは、FSISが推奨する加熱調理温度がH5N1ウイルスの不活化において有効であるかどうかを判断するために、300 gの牛挽肉パティ(ハンバーガーパティは通常113 g)に非常に高レベルのH5N1インフルエンザAウイルスを接種した。次に、そのバーガーパティを3つの異なる温度(華氏120度(約49℃)、145度(約63℃)、160度(約71℃))で加熱調理し、その後のウイルスの存在を測定した。FSISが推奨する加熱調理温度である華氏145度(ミディアム)又は華氏160度(ウェルダン)で加熱調理したハンバーガーにはウイルスは存在しなかった。推奨温度を大幅に下回る華氏120度(レア)でハンバーガーを加熱調理した場合でも、ウイルスは大幅に(substantially)不活化された。 FSISの「安全な最低内部温度一覧表」は、以下のURLから閲覧可能。 https://www.fsis.usda.gov/food-safety/safe-food-handling-and-preparation/food-safety-basics/safe-temperature-chart |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
情報源(報道) | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
URL | https://www.aphis.usda.gov/livestock-poultry-disease/avian/avian-influenza/hpai-detections/livestock/h5n1-beef-safety-studies |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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