食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06290020295
タイトル 国連食糧農業機関(FAO)、食品安全・品質シリーズNo.25「食品の入手可能性が限られた状況における食品の安全性」を公表
資料日付 2024年5月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国連食糧農業機関(FAO)は、食品安全・品質シリーズNo.25「食品の入手可能性が限られた状況における食品の安全性」を公表した(公表日記載なし、確認日:5月28日)。概要は以下のとおり。
 脂質ベースの栄養補助食(Lipid-based nutrient supplements:LNS)及びすぐに食べられる栄養治療食(ready-to-use therapeutic food:RUTF)は、子どもの栄養失調の予防・治療に使用される。これらは、食料不安に直面している地域において頻繁に生産され、油糧種子や果実から得られる食用油などを含んでいるが、望ましくない物質を除去し、製品の適切な保存可能期間を確保するために、精製される必要がある。
 ただし、食用油の精製工程中に、熱によって生じる(heat-induced)汚染物質である3-モノクロロプロパン-1,2-ジオール(3-MCPD)脂肪酸エステル、及びグリシドール脂肪酸エステル(GE)の形成が起こる可能性がある。3-MCPD及びその脂肪酸エステルは他の多くの食品に含まれており、生涯にわたる総ばく露量の多くは、LNS/RUTF以外の食品に起因すると考えられている。
 3-MCPDに向けて策定された唯一のコーデックス(Codex)基準は、植物性タンパク質の酸加水分解物を含む液体調味料用であり、GEに利用可能なコーデックス基準はない。
 この発行物は、慢性的なばく露に基づいて、FAO/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)、欧州食品安全機関(EFSA)及びその他の管轄機関によって過去に実施された 3-MCPD及びGEのリスク評価の概要を提供する。
 LNS/RUTFは、限られた期間で使用されることが意図されており、その使用は、特定のライフステージに限られるものである。
 本報告書の目的は、食品の入手可能性が限られた状況におけるLNS/RUTFを介した3-MCPD(3-MCPD脂肪酸エステルを含む)及びGEへの、ばく露期間に応じた(less-than-lifetime)ばく露リスクの特性評価を提供することであった。
 LNS/RUTF製品中の3-MCPD脂肪酸エステル及びグリシドール脂肪酸エステルの濃度についてここで特定された閾値は、ヒトの健康への懸念が低いばく露レベルを表していると考えられる。
 当該文書は以下のURLから閲覧可能(PDF版、128ページ)。
https://openknowledge.fao.org/bitstreams/e3cbc41c-a1ff-49c2-9ef1-3b91b11bf62c/download
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) 国際連合食糧農業機関(FAO)
URL https://openknowledge.fao.org/items/ad1f1a10-b715-4c8c-95be-ac1a8d94ef19
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