食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06280860544 |
タイトル | ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)、乳タンパク質(ミルクプロテイン)の精密発酵を承認した旨を公表 |
資料日付 | 2024年5月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)は5月15日、乳タンパク質(ミルクプロテイン)の精密発酵を承認した旨を公表した。概要は以下のとおり NZEPAは、封じ込め施設で遺伝子組換え生物を使用して乳製品と同一のタンパク質を製造するというDaisy Lab Limitedからの申請を承認した。 NZEPAの有害物質・新生物総括部長であるChris Hill博士は次のように述べる。「精密発酵は、土地利用、水利用を大幅に節約し、カーボンフットプリントの削減をもたらす可能性がある。Daisy Lab社は、封じ込め施設(この場合には安全な実験室環境を意味する)で、2種類の酵母の遺伝子を組換える認可を既に取得している。この新たな承認によって、同社はすでに進行中の作業を拡大し、生産量を増やすことができるようになる。この承認の一環として、同社は、遺伝子組換え酵母が常に確実に封じ込められるよう、いくつかの管理を整備することが義務付けられる。発酵後、ホエイ(乳清)やカゼイン等のタンパク質は収穫され、遺伝子組換え生物(GMOs)が全て取り除かれるように精製される。同様の作業は世界的に行われており、NZEPAは、この作業がヒトの健康にリスクを及ぼさないと確信している」。 本申請は、NZEPAの迅速評価経路の下で行われ、つまり決定は10稼働日以内に申請者に示された。 「十分解明され、リスクの低い生物の研究を望んでいる研究者に、このような決定を適時に提供できることを嬉しく思う。申請者は、厳格な安全基準を実証するよう求められた。申請者の施設は検査されることになる」とChris Hill博士は述べる。 精密発酵 ・精密発酵とは、バイオリアクター内で遺伝子組換え(GM)微生物(この場合は酵母)を制御下において培養することを指す。 ・酵母は、目的タンパク質をコードする遺伝子を保持するように遺伝的に改変される。 ・GM酵母はその後、大規模な発酵バイオリアクターで培養され、そこで目的タンパク質を生産する。 ・発酵後、タンパク質は回収され、GMOsが含まれないことを確実にするために精製される。 当該決定に関する詳細は以下のURLから閲覧可能。 https://www.epa.govt.nz/database-search/hsno-application-register/view/APP204652 |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | ニュージーランド |
情報源(公的機関) | ニュージーランド環境保護庁(NZEPA) |
情報源(報道) | ニュージーランド環境保護庁(NZEPA) |
URL | https://www.epa.govt.nz/news-and-alerts/latest-news/epa-approves-precision-fermentation-of-milk-proteins/ |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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