食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06280470301
タイトル 論文紹介:「2015年から2019年にかけてフィンランドで発生した、そら豆製品に関連する病院におけるリステリア・モノサイトゲネス集団感染」
資料日付 2024年5月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance(2024, 29(19):pii=2300488、doi: 10.2807/1560-7917.ES.2024.29.19.2300488)に掲載された論文「2015年から2019年にかけてフィンランドで発生した、そら豆製品に関連する病院におけるリステリア・モノサイトゲネス集団感染(Outbreak of Listeria monocytogenes in hospital linked to a fava bean product, Finland, 2015 to 2019)、著者EO im Kampe (ECDC Fellowship Programme, Field Epidemiology path (EPIET), European Centre for Disease Prevention and Control (ECDC), スウェーデン), R Rimhanen-Finne (Finnish Institute for Health and Welfare (THL), フィンランド)ら」の概要は以下のとおり。
 リステリア・モノサイトゲネス(Lm)は環境中に広く存在する細菌である。リステリア症は、高い入院率と死亡率を伴う重篤な疾患である。
 2019年4月、フィンランドで2人の入院患者がリステリア症と診断された。著者らは感染源を特定するために記述的調査を実施し、リステリア・モノサイトゲネス血清群IIa Sequence Type 37(ST 37)が検査確認された者を症例と定義した。2015年から2019年の間に、Lm ST 37による6症例がフィンランド感染症登録システム(Finnish Infectious Diseases Registry)に届出された。患者への聞き取り調査及び病院のメニュー表を用いた関与食品の的を絞った遡及調査が行われた。
 2021年及び2022年に、そら豆を含む植物ベースの非加熱喫食用食品の検体から類似のLm ST 37が検出された。製造業者と地域の食品管理当局による検査で、当該食品は加熱殺菌処理(pasteurisation)後にLmに汚染されたことが示された。著者らの調査により、植物ベースの食品を製造する企業は、動物由来食品を製造する企業と同様の管理を受けることの重要性が浮き彫りとなった。病院のメニューは、患者の思い出しに依存しない有益な情報源となり得る。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance(2024, 29(19):pii=2300488)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2024.29.19.2300488
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