食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06280220149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、アセタミプリドとその代謝物の毒性学的特性及び最大残留基準値(MRL)に関する声明を公表
資料日付 2024年5月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月15日、アセタミプリド(acetamiprid)とその代謝物の毒性学的特性及び最大残留基準値(MRL)に関する声明(2024年3月27日採択、84ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.8759)を公表した。概要は以下のとおり。
 アセタミプリドは、欧州委員会施行規則(EU) 2018/113によってその承認が更新された殺虫作用を持つ農薬の有効成分である。2022年1月、EFSAの「植物保護製剤及びそれらの残留物に関する科学パネル(PPRパネル)」は、意思決定段階の期間にフランスから提出された新たな科学的エビデンスに基づき、ヒトの健康又は環境に関して助言するよう求めた欧州委員会からの要請を受けて声明を公表した。
 2022年7月、欧州委員会から受けた追加の指令により、EFSAは、2018年の承認更新のために実施された評価以降に利用可能になった新たな情報及びその他の科学的エビデンスにより、①承認更新の過程でアセタミプリドのリスク評価に使用された毒性学的エンドポイントを含む毒性学的パラメータ、②植物由来の製品中のアセタミプリドに関する評価対象物質、及び③現行のMRLの安全性、を再度評価する必要はあるかどうかを助言するよう要請された。
 一方で、EUにおけるアセタミプリドの申請者は、代謝物IM-2-1の毒性学的プロファイルに関する新たな毒性学的試験を提出した。さらに、EFSAが実施した文献検索の後、科学文献がいくつか公表され利用可能になっていることが欧州委員会に知らされた。新たなデータは、EFSAが2022年の指令を通して提出する予定の助言に影響を与える可能性があったため、EFSAは、2023年9月に受理した更新指令により、この情報を考慮するようさらに要請された。
 本声明における再評価ポイント①に関して、EFSAのワーキンググループ(WG)は全ての利用可能なエビデンスを統合し対応した。エビデンスの重み付けの結果は、アセタミプリドの発達神経毒性(DNT)特性に関するエビデンス群において大きな不確実性があり、したがって機構上の理解をさらに堅牢にし、適切なハザード及びリスク評価を可能にするためにさらなるデータが必要であることを示した。これらの状況を鑑みてEFSAのWGは、許容一日摂取量(ADI)及び急性参照用量(ARfD)を0.025 mg/kg体重/日から0.005 mg/kg体重/日に引き下げるよう提案した。
 葉菜類及び果実に関して、「アセタミプリド及びN-デスメチル-アセタミプリド(N‐desmethyl‐acetamiprid)(IM-2-1)の合計をアセタミプリドとして表す」リスク評価のための新たな評価対象物質が提案された。豆類/油糧種子、根菜類及び穀類に関して、提出された新たなデータは、リスク評価のための現行の評価対象物質の変更の必要性を示さなかったため、親物質のアセタミプリドのまま変わらない。規制のための評価対象物質に関して、利用可能なデータは、アセタミプリドはまだ全ての作物グループにおける残留物の十分なマーカーであるため、現行の評価対象物質を変更する必要を示さなかった。
 今回の声明において導出された新たな健康影響に基づく指標値(HBGV)を考慮して、欧州連合(EU)規則において現在施行されている38品目のMRLに関して消費者へのリスクが特定された。したがって、EFSAは、今回特別に実施したデータ募集の期間中に提出された代替の農業生産工程管理(GAP)の評価に基づき、38品目の生産物に関する現行のMRLを引き下げるよう勧告した。いくつかの代替のMRL案は、さらなるリスク管理上の検討を要する。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり(抜粋) 。
品名      現行MRL mg/kg      MRL改正案 mg/kg
りんご        0.4            0.07  リスク管理の更なる検討を要する。
なし         0.4            0.07  リスク管理の更なる検討を要する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8759

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