食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06280130149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えBacillus licheniformis AE-TA株由来食品用酵素α-アミラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年5月15日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月15日、非遺伝子組換えBacillus licheniformis AE-TA株由来食品用酵素α-アミラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(4月17日採択、PDF版13ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8780)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素α-アミラーゼ(4-α-D-グルカングルカノヒドロラーゼ; EC 3.2.1.1)は、非遺伝子組換え微生物Bacillus licheniformis AE-TA株を用いて、Amano Enzyme Inc.(天野エンザイム株式会社)により生産される。
 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程8工程にて使用されることが意図されている。
1. 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程
2. 醸造製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
3. ブドウ以外からのビネガー製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
4. 焼成製品以外の穀類由来製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
5. グルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
6. 蒸留アルコール製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
7. 精製及び未精製糖製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程
8. 植物由来乳代替品及び乳製品製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程
 残留する当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)は工程5及び6により除去されるため、食事性ばく露は、残りの6工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり0.056 mg TOS/kg体重と推定された。
 当該食品用酵素産生株は安全性評価に対する安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を満たしており、他の懸念事項も認められないため、EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、当該食品用酵素の安全性評価に毒性学的試験は必要ないと判断した。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、呼吸器系アレルゲンとの一致が2件検出された。一致したアレルゲンは、職業性呼吸器系アレルゲンとして既知であるAspergillus oryzae産生のα-アミラーゼ2種である。CEPパネルは、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが(蒸留アルコール製造工程は除く)、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8780
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