食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06280100149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えRhizopus arrhizus AE-G株由来食品用酵素グルカン1,4-α-グルコシダーゼの用途拡張に関する安全性評価について科学的意見書
資料日付 2024年5月8日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月8日、非遺伝子組換えRhizopus arrhizus AE-G株由来食品用酵素グルカン1,4-α-グルコシダーゼの用途拡張に関する安全性評価について科学的意見書を公表した(4月16日採択、PDF版10ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8773)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素グルカン1,4-α-グルコシダーゼ(4-α-D-グルカングルコヒドロラーゼ; EC 3.2.1.3)は、非遺伝子組換えRhizopus arrhizus AE-G株を用いて、Amano Enzyme Inc.(天野エンザイム株式会社)により生産される。
 当該食品用酵素の安全性評価は実施済みであり、EFSAは当該食品用酵素を食品製造工程1工程にて使用する場合、安全性上の懸念を提起しないと結論した。その後、申請者は新たに9工程を追加する用途拡張を要請し、使用量を修正した。
 本評価において、EFSAは以下の食品製造工程10工程における使用に対し、当該食品用酵素の安全性評価を更新する。
1. 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程
2. 醸造製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程(新規追加)
3. 焼成製品以外の穀類由来製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程(新規追加)
4. グルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程(新規追加)
5. 蒸留アルコール製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程(新規追加)
6. ブドウ以外からのビネガー製造用の果物・野菜の加工工程(新規追加)
7. ジュース製造用の果物・野菜の加工工程(新規追加)
8. 茶及びその他のハーブ茶・フルーツ茶製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程(新規追加)
9. コーヒー抽出物製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程(新規追加)
10. 植物由来乳代替品及び乳製品製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程(新規追加)
 当該食品用酵素 ‐ 総有機固形物(TOS)は、工程4及び工程5では最終製品から除去されるため、当該食品用酵素 ‐ TOSへの食事性ばく露は、残りの8工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.424 mg TOS/kg体重と推定された。
 前回報告された無毒性量(試験された最高用量である1,868 mg TOS/kg体重/日)と組み合わせ、EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、少なくとも4,406のばく露マージンを導出した。
 前評価にて提供されたデータ及び本評価にて修正されたばく露マージンに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、修正された意図される条件下において安全性上の懸念は提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8773
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