食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06270010105 |
| タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、PFASに関する2024年4月の最新情報を公表 |
| 資料日付 | 2024年4月18日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 米国食品医薬品庁(FDA)は4月18日、PFASに関する2024年4月の最新情報を公表した。概要は以下のとおり。 FDAは、最近の検査結果、FDAのPFASデータを補完するための継続的な取り組み及びモニタリング活動、並びにPFASを測定するための最新の分析方法等、一般的な食品供給におけるパーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)をより深く理解するためのFDAの活動に関する最新情報を公表する。 1. 一般的な食品供給におけるPFAS検査結果 一般的な食品供給からのPFASへの食事性ばく露を推定するために、FDAは2019年から生鮮食品及び加工食品を検査している。現在までに、FDAのトータルダイエットスタディ(TDS)のために収集された、又は対象を絞った業務の一環として収集された、幅広い食品由来の約1,300検体を検査した。一般的な食料供給におけるPFASについてのFDAの検査は進行中であり、検査機関の機能を向上させることで検査スケジュールを早めるための措置を講じている。 本日、FDAは、TDSにおいて1地域で収集された検体からの95検体におけるPFASの検査結果を公表する(データセット8)。FDAは牛肉2検体及びマダラ(cod)2検体、並びにエビ、サケ、ナマズ、及びティラピアのそれぞれ1検体の、計8検体でPFASを検出した。FDAは、毒性学的参照値(TRV)があるPFASの種類毎の評価に基づいて、これら8検体で測定されたレベルのPFASへのばく露は、幼児や一般集団にとって健康上の懸念となる可能性は低い(not likely)と結論した。本日公表されたデータは、主に一部の食肉や魚介類の検体からPFASが検出されたFDAの以前のTDS検査結果と一致しているが、以前のTDSの結果の大部分ではPFASが検出されないことが判明していた。現在までにTDSで検査された生鮮食品及び加工食品の97%以上(813検体中788検体)においてPFASは検出されていない。 2. 米国の食品供給におけるPFASをより深く理解するための追加の活動 過去5年間で、FDAはPFASの理解において大きな進歩を遂げ、ますます多様化する食品の種類でのPFAS検査のためのバリデーションの取れた方法の開発において、その科学をリードしている。前述のように、FDAは、ごく少数のTDS検体(主に食肉及び海産食品の検体)からPFASを検出している。海産食品を検体採取するための対象を絞った調査を含むFDAの試験では、これまでのところ、海産食品は他の種類の食品と比較して環境PFAS汚染のリスクが高い可能性があることが示されている。海産食品中のPFASに関するデータはまだ非常に限定的であるが、アサリだけでなく、カキ、ムール貝、及びホタテ貝等の他の二枚貝を含むろ過摂食動物は、他の種類の海産食品よりも多くの環境汚染物質を生物蓄積する可能性がある。FDAは、米国の食料供給におけるPFASをより深く理解するために、引き続き輸入及び国内のアサリを含む二枚貝、及びその他の海産食品の追加の検体採取を求めている。 FDAは、2024年度以降もTDS検体の分析を継続し、米国消費者の食品由来のPFASへのばく露を正確に推定することを目標に、分析検体の数を増やす。FDAは、パン及び穀物、果物及び野菜、食肉、卵、並びに乳製品(乳を含む)等、TDSを通じて幅広い種類の食品を分析する。FDAは、引き続き連邦政府の関係機関や州農務省、及び保健省と緊密に連携し、情報を共有し、食品中のPFASのより堅牢なデータセットを収集するための協力を強化し、国民のPFASへの食事性ばく露を低減するために協働していく。 3. PFAS検体採取に関する更なる最新情報は、利用可能になり次第、FDAのウェブサイトに掲載される。 FDAは、その検体採取活動に加えて、FDAの食品プログラム分析検査法の概要「化学分析マニュアル」に最新の分析法を公開した。本分析法では、既存の16種類の検査対象に14種類の検査対象を追加することで、食品中の30種類のPFASを測定できるようになり、当該分析法を拡張して動物飼料検体も対象とすることが可能となっている。 詳細情報は、以下のURLから入手可能。 ・2021年TDS検体におけるPFASの分析結果(一兆分率(Parts Per Trillion (ppt)))-データセット8(PDF 4ページ) https://www.fda.gov/media/177831/download ・液体クロマトグラフィ・タンデム質量分析法(LC-MS/MS)を用いた食品中の30種類のPFASの測定(PDF 32ページ) https://www.fda.gov/media/131510/download |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源（公的機関） | 米国/食品医薬品庁（FDA） |
| 情報源（報道） | 米国食品医薬品庁（FDA） |
| URL | https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/april-2024-update-pfas |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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