食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06260180149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えBacillus amyloliquefaciens AE-NP株由来食品用酵素バシロリシンの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年4月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月8日、非遺伝子組換えBacillus amyloliquefaciens AE-NP株由来食品用酵素バシロリシンの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(3月13日採択、PDF版14ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8710)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素バシロリシン(EC 3.4.24.28)は、非遺伝子組換えBacillus amyloliquefaciens AE-NP株を用いて、Amano Enzyme Inc.(天野エンザイム株式会社)により生産される。
 当該産生株は、安全性評価に対する安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を満たしている。
 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程14工程にて使用されることが意図されている。
 1. 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)加工工程
 2. 醸造製品製造用の穀類・その他の穀粒加工工程
 3. 蒸留アルコール製造用の穀類・その他の穀粒加工工程
 4. 低タンパク質シリアル製造用の穀類・その他の穀粒加工工程
 5. 香料調製物製造用の乳製品加工工程
 6. 加工乳タンパク質製造用の乳製品加工工程
 7. 加工食肉製品及び加工魚肉製品製造用の肉製品・魚製品加工工程
 8. タンパク加水分解物製造用の肉製品・魚製品加工工程
 9. 植物由来乳代替品及び乳製品製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程
 10. 食用油製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程
 11. 茶及びその他のハーブ茶・フルーツ茶製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程
 12. タンパク加水分解物製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程
 13. 卵及び卵製品加工工程
 14. 酵母及び酵母製品の加工工程
 総有機固形物(TOS)残留物は、3工程(工程3、4、10)により除去されるため、食事性ばく露は、当該食品用酵素 - TOSが残留する残りの11工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大35.251 mg TOS/kg体重と推定された。
 当該産生株はQPSアプローチの要件を満たしており、当該食品用酵素の製造工程から懸念される問題は提起されないため、EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、アレルゲン性評価以外の毒性学的試験は必要ない判断した。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。CEPパネルは、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8710
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。