食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06250490303 |
タイトル | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)、規制ステータス評価(RSR)の回答書発出を公表 (前半1/2) |
資料日付 | 2024年3月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)は3月20日、規制ステータス評価(Regulatory Status Review、RSR)の回答書を発出したことを公表した。概要は以下のとおり。 USDA-APHISは、遺伝子工学を使用して改変された以下の植物を審査し、改変されていない対象と比較して植物ペスト(植物病害生物等)リスクが高まっているかどうかを判断した。 ・Yield 10 Bioscience社、種子油の品質を向上させるために改変された2種類のナガミノアマナズナ(カメリナ) ・Bayer Crop Science社、除草剤耐性を付与するために改変されたキャノーラ ・Nuseed社、製品品質を向上させ、除草剤耐性を付与するために改変されたキャノーラ及びブラウンマスタード ・Hjelle Advisors、製品の品質を変更するために改変された大豆 ・ミシガン州立大学、真菌耐性(ジャガイモ疫病)のために改変されたジャガイモ。 ・ウィスコンシン大学、テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジオール(CBD)のレベルを下げるために改変されたヘンプ APHISは、これらの改変された植物が他の栽培されている植物と比較して植物ペストリスクを増加させる可能性は低いことを確認した。その結果、それらは連邦規則集第7巻340条(7 CFR part 340)に基づく規制の対象ではない。植物ペストリスクの観点から、これらの改変された植物を米国において、安全に栽培及び繁殖することができる。 RSR関連情報は、以下のURLから入手可能。 https://www.aphis.usda.gov/biotech-regulatory-status/regulatory-status-review-table 2024年3月20日にUSDA-APHISの回答書が発出された8件は以下のとおり。 1. RSR番号:23-111-01rsr 要求者:Bayer CropScience社(米国) 植物名(学名):キャノーラ(Brassica napus) 特性:除草剤耐性 表現型:ジカンバ(dicamba)耐性 作用機序(MOA):DMO(ジカンバモノオキシゲナーゼ)により、非植物毒性物質(3,6 ジクロロサリチル酸(DCSA)及びホルムアルデヒド)への分解が触媒されることにより、3,6-ジクロロ-2-メトキシ安息香酸(3,6-dichloro-2-methoxybenzoic acid)(ジカンバ)耐性が付与される。 2. RSR番号:23-116-01rsr 要求者:Hjelle Advisors社(米国)(Amfora社及びミシシッピ州立大学の代理人) 植物名(学名):ダイズ(Glycine max) 特性:栄養プロファイルの変更 表現型:葉及び種子におけるタンパク質の増加 作用機序(MOA):転写因子NF-YC4-1及びNF-YC4-2の発現の増加により、葉及び種子中においてタンパク質が増加し、デンプンが減少する。 3. RSR番号:23-186-01rsr 要求者:Yield 10 Bioscience社(米国) 植物名(学名):ナガミノアマナズナ(カメリナ)(Camelina sativa) 特性:(1)種子油プロファイルの変更 (2)マーカー遺伝子 表現型:(1)種子におけるω-3脂肪酸EPA(エイコサペンタエン酸)の生成 (2)視覚マーカー 作用機序(MOA):(1)導入された一連の脂肪酸伸長酵素及び脂肪酸不飽和化酵素群の活性を通じて、種子中のオレイン酸から、EPA及び前駆体多価不飽和脂肪酸を生合成する。(2)種子が特定の波長の光にさらされたときに色の変化をもたらすタンパク質を生成する。 4. RSR番号:23-355-02rsr 要求者:Yield 10 Bioscience社(米国) 植物名(学名):ナガミノアマナズナ(カメリナ)(Camelina sativa) 特性:(1) 種子油プロファイルの変更 (2)マーカー遺伝子 表現型:(1)種子における種子中のω-3脂肪酸 EPA及びDHA(ドコサヘキサエン酸)の生成 (2)視覚マーカー 作用機序(MOA):(1)導入された一連の脂肪酸伸長酵素及び脂肪酸不飽和化酵素群の活性を通じて、種子中のオレイン酸から、EPA、DHA及び前駆体多価不飽和脂肪酸を生合成する。(2)種子が特定の波長の光にさらされたときに色の変化をもたらすタンパク質を生成する。 5. RSR番号:23-228-01rsr 要求者:Nuseed Nutritional社(米国) 植物名(学名):キャノーラ(Brassica napus) 特性:(1)種子油プロファイルの変更 (2)除草剤耐性 表現型:(1)種子におけるEPAの生成 (2)グルホシネート耐性 作用機序(MOA):(1)導入された一連の脂肪酸伸長酵素及び脂肪酸不飽和化酵素の活性を通じて、種子においてOA(オレイン酸)から、EPA及び前駆体PUFA(多価不飽和脂肪酸)を生合成する。(2)bar/PAT(ホスフィノスリシン N-アセチルトランスフェラーゼ)により、L-ホスフィノスリシン(L-PPT)の非植物毒性形態(N-アセチルホスフィノスリシン)への変換が触媒され、グルホシネート耐性が付与される。 (後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06250491303) |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
情報源(報道) | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
URL | https://www.aphis.usda.gov/news/program-update/aphis-issues-regulatory-status-review-responses-0 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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