食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06250290307 |
| タイトル | スペイン食品安全栄養庁(AESAN)、販売前に小売店で小分け・スライス・包装された特定の食品の許容可能な保存可能期間の設定を公表 |
| 資料日付 | 2024年3月13日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | スペイン食品安全栄養庁(AESAN)は3月13日、販売前に小売店で小分け・スライス・包装された特定の食品の許容可能な保存可能期間の設定を公表した。概要は以下のとおり。 ・販売前に小売店でスライスまたはカットされ包装された非加熱喫食用(RTE)食品の保存可能期間(vida util) 1. 背景及び法的枠組み 食品小売店において、加工肉(carnicos cocidos)あるいはチーズ等の非加熱喫食用(RTE)製品を小分けあるいはスライスすることは極めて一般的な慣行であり、その後は真空パックか否かを問わず包装され、消費期限ラベルが付され、冷蔵ショーケースに陳列される。 (中略) 2. 目的 利用可能な科学的情報に基づき、リステリア・モノサイトゲネスに関連した、食品事業者及び管轄当局への指針となる、販売前に小売店で小分けされ、スライスされ、包装された(真空パックか否かを問わず)特定の食品の許容可能な保存可能期間の値を定める。 3. 参考文献 科学委員会「販売前に小売店でスライス又はカットされ包装された特定のRTE食品の保存可能期間の設定に関する報告書」（2023年9月12日公表） https://www.aesan.gob.es/AECOSAN/docs/documentos/publicaciones/revistas_comite_cientifico/comite_cientifico_37.pdf カタルーニャ州食品安全機関(ACSA)「リステリア・モノサイトゲネスのリスクに関連した、小売店においてスライス・包装されたRTE食品の安全な保存可能期間の設定に関する報告書(2022年4月カタルーニャ州食品安全科学諮問委員会(CCASA)承認) 」 https://acsa.gencat.cat/web/.content/_Publicacions/Informes-tecnics/comite_cientific_assessor/publis/Listeria-en-llescats/ACSA_Informe_llescats-listeria_maquetat_CAT.pdf 4. 留意事項 まず第一に、小分けまたはスライスされた製品の保存可能期間の値は、食品の種類及び保存方法によって異なる可能性があることを考慮すべきである。 本文書の作成にあたっては「3. 参考文献」で示した2つの科学的報告書の結論が考慮された。両報告書の目的は類似しているが、アプローチは異なっているため結論も異なっている。このことは、リスク管理措置を講じる際、及び食品施設の公的管理のツールとして管轄当局が使用できる調和された保存可能期間の値の設定を行う際に、堅牢性及び一貫性を提供するものである。 いずれの科学的報告書においても、加工会社が設定した特定の食品の保存可能期間が、小売店でスライス・包装されることで、どのような影響を受けるかについての評価を行い、また、販売時点まで、これらの食品の安全性を確保するために維持しなければならない条件(保管温度)を示している。 (中略) 5. リステリア・モノサイトゲネスに関連した、販売時点までの小分け・包装された製品のカテゴリー別保存可能期間(保管温度を考慮したもの) (中略) 表1：小売店において小分け・包装されたRTE製品の販売時点までの保存可能期間 (RTE製品カテゴリー：保存方法、保存可能期間を記載) ・加工肉製品：冷蔵、5日あるいはそれ以内※ ・小分けされたパテ：冷蔵、5日あるいはそれ以内※ ・フレッシュチーズ及び短期熟成(2週間未満)のチーズ：冷蔵、5日あるいはそれ以内※ ・中期熟成(2～8週間)のチーズ：冷蔵、5日あるいはそれ以内※ ・長期熟成(8週間を超える)のチーズ：常温、これら製品の保存可能期間はリステリア・モノサイトゲネスの増殖、適正な衛生慣行、原材料、道具、施設の微生物管理に直接的な関連性をもたないパラメーターに関連する。 (※)これらの製品の推定保存可能期間は、製品の元の包装に示される消費期限を超えないという条件下で、５日あるいはそれ以内となる。 小売事業者は、AESAN文書(2019年)に記載されたガイダンスを考慮し、所轄保健当局に対し、その製品が消費時において、リステリア・モノサイトゲネスの菌数が100 CFU/g未満であることを確保する要因及び/または包装・保管条件の組み合わせを有することを示すことができる場合は、記載された期間に代わる保存可能期間を設定することができる。ただし、消費期限はいかなる場合も、製品の元の包装に記載された日付を超えてはならない。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | スペイン |
| 情報源（公的機関） | スペイン食品安全栄養庁（AESAN） |
| 情報源（報道） | スペイン食品安全栄養庁(AESAN) |
| URL | https://www.aesan.gob.es/AECOSAN/docs/documentos/seguridad_alimentaria/gestion_riesgos/Vida_util_Listeria_loncheados.pdf |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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