食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06250090505
タイトル スイス連邦食品安全獣医局(BLV)、食品安全関連情報Seismo Info(2024年3月)において、細胞性食品の製造でマイクロプラスチックがもたらす食品安全上の問題を示した研究論文を紹介
資料日付 2024年3月22日
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分類2 -
概要(記事)  スイス連邦食品安全獣医局(BLV)は3月22日、食品安全関連情報Seismo Info(2024年3月)において、細胞性食品(aliments cellulaires)の製造でマイクロプラスチックがもたらす食品安全上の問題を示した研究論文を紹介した。概要は以下のとおり。
 マイクロプラスチックによる汚染は、細胞性食品の製造中に食品に影響を及ぼす。最新の研究から、細胞を主原料として製造される海産食品中のマイクロプラスチックの存在がもたらす食品安全上の問題が明らかになった。本研究は、タイセイヨウサバ(Scomber scombrus)の骨格筋細胞株に焦点を当て、蛍光ポリエチレン微小球(10~45 μm)に代表されるマイクロプラスチックへのばく露が、細胞の増殖と生存能力、遺伝子発現、培養肉(viande cultivee)の製造に不可欠な分化プロセス等の細胞の能力に及ぼす影響を調べた。その結果、マイクロプラスチックは1 μg/mL、10 μg/mL、50 μg/mLの濃度で細胞に顕著な影響(細胞の接着及び増殖への影響)を与えることが明らかになった。
(※以下、論文より抜粋)
 従来の畜産に代わる持続可能な代替手段である培養肉(cultivated meat)は、その環境・健康上の潜在的利益から注目を集めている。しかし、特にマイクロプラスチックが生物蓄積しやすい海洋生物から細胞を調達する場合、マイクロプラスチック汚染の懸念が問題となる。さらに、実験室内、原料中、製造時のマイクロプラスチックの広範囲にわたる存在は、意図しない汚染のリスクを増大させる。
 本研究は、タイセイヨウサバの骨格筋細胞株に焦点を当て、蛍光ポリエチレン微小球(10~45 μm)に代表されるマイクロプラスチックへのばく露が、細胞増殖、細胞の生存能力、遺伝子発現、培養肉の製造に不可欠な分化プロセスを含む細胞の能力に及ぼす影響を調べた。
 その結果、1 μg/mL、10 μg/mL、50 μg/mLのマイクロプラスチック濃度で、細胞の接着及び増殖に顕著な影響を与えることが明らかになった。特に10 μg/mLの濃度は、接着と増殖の両段階で、細胞の生存能力に最も顕著な影響を与えた。研究結果は、マイクロプラスチックの濃度とサイズの両方が、細胞の生存能力に影響を与えることを示しているが、細胞の分化は影響を受けないままであり、付加的な要因にはさらなる調査が必要である。
 当該研究結果は、急成長している培養肉産業において食品の安全性を確保し、健康を守るために、マイクロプラスチックと細胞の相互作用を徹底的に調査する必要性を明確に示している。
 当該論文は以下のURLから閲覧可能。
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/frfst.2024.1309884/full
地域 欧州
国・地方 スイス
情報源(公的機関) スイス連邦食品安全獣医局(BLV)
情報源(報道) スイス連邦食品安全獣医局(BLV)
URL https://www.blv.admin.ch/dam/blv/fr/dokumente/lebensmittel-und-ernaehrung/publikationen-forschung/seismo-aktuell.pdf.download.pdf/seismo-info-fr.pdf

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